こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
おしゃれになるにはどういった方法があるでしょう?
おしゃれな服を買う?もちろんそれもありますが、その前に実践すべき大事なことがあります。
それは、「服を捨てる」ことです。
目次
ワードローブに眠る大量の服
所有している服で、以下に当てはまるものはありませんか?
- ワードローブに入りきらないくらい服が多い。
- 服は大量に持っているのに、いつも同じものばかり着ている。
- 「いつか使うかも」と思って、着ないのにしまってある服がたくさんある。
- 自分がシャツ等のアイテムを何着持っているか把握できない。
- 持っている服が10代20代に購入したものが多い。
- もう着ないけれど、高かったので捨てられない服がある。
心当たりがある方も少なくないのではないでしょうか。
服を買う前に、これらを処分することから始める必要があります。
服を捨てる必要性
今まで服を大量に持っていた方が、それを捨てるとなると相当な覚悟が必要なはずです。
ですが、大切なことなので必ず実践すべきだと感じます。
そもそも、そんなにたくさんの服って必要?
私達、普通の大人に必要な服の量ってどれくらいでしょうか?
毎日私服を着る機会のある、学生のうちは出番も多いでしょう。
しかし、平日仕事で私服を着ない人だとしたら「1週間のうち2日」しか出番はありません。
夏に冬のコートを着ることはないですし、逆に冬に夏の短パンを履くことはないので、季節感を考えると1点1点の服の着用回数は更に少なくなります。
それにも関わらず、服を捨てることをせずに買い続けていくと出番の無い服ばかりがどんどん増えていってしまいます。
それら出番のない服は、何かしらの使いづらい理由があって活躍の場を失っているはずです。
これが何年も続くとワードローブは使いづらい服だらけでいっぱいになり、把握しきれず服を探すことも困難になります。
本当に必要な服の量は少ない
大量に服を持っていても、実際着用しているものはお気に入りのごく少数だけですよね?
それ以外は自分でイマイチだと感じているから、ワードローブから手に取ることが無いわけです。
バリエーション増やすために買ったものも、お気に入りのほうしか着ないため出番はないままです。
他にも、もう着ることは全くないけれども「いつか着るかもしれないから」と思って処分しきれない服持っていませんか?
それらは結局、いつまで経っても出番が来ることは無いまま、ワードローブの奥深くで眠り続けています。
それに、自分が1番素敵に見える服があるのに、バリエーションを意識して「2番手」「3番手」の服を着てしまうと、それだけ最も素敵に見える時間が少なくなってしまいます。
わざわざ自分の印象をマイナスにすることはありません。
常に自分が1番素敵に見える服だけを着たいものですね。
負の遺産化
こんな経験はないでしょうか?
お店に行って「このシャツ自分に合っていて素敵に見えるから購入しよう」と思っても、「シャツなら着ていないものが家にあるし、それが活用できるかもしれないからやっぱり買うのやめておこう」と思いとどまったことが。
本当に使えるアイテムなら、これまでも出番があったはずです。
単にワードローブの煩雑化だけでなく、自分がおしゃれになろうとする足を引っ張る存在になってしまいます。
だから大量にある「必要のない服」は、捨てる必要があるわけです。
一言に大人といっても皆同じわけではない
10代20代の若い頃に買った服のままずっと着続ける方も少なくないですが、清潔感を損なってしまうのでぜひ見直すべきです。
年を取ると顔も体型も変わってきます。
それ自体は別に悪いことではないのですが、顔も体型もおじさんになっているのにファッションだけは若いままだと違和感が出ます。
「青年」が「少年」と同じような服を着ていたら、きっと変に見えるはずですよね?
それと同じことなのですけれども、多くの方が「大人」になると、何故か全て一括りに考えてしまいがちです。
本人はいつまでも若い気分なのでしょうが、いわゆる若作りしているように見えてしまい、印象に対してマイナスに働きます。
年を取っても若々しく見える方は確かにいます。
ですが、「若々しい」のと「若作り」は違います。
若々しく見える方のファッションは、若者のそれとは決して同じではありませんよね?
だからこそ、今の自分に合っていない服とは、きっぱりとお別れをするべきです。
捨てるべきものとは?
優先的に捨てるべき服を挙げてみます。
- 10代20代の頃に購入した服
- 長年着なかった服
- いつか使うかもしれない服
- バリエーションのためだけの服
- 高かったので諦められない服
以上のような服をまず捨てるべきですが、実は捨てるべきものは何も「服」だけではありません。
- ハンガー・・・そもそも必要以上に服をかけられるから増え続けてしまいます。最低限しか持たないようすると効果的です。
- ハンガーラック・・・ハンガー同様に、必要以上の服を収納する原因となります。生活スペースにも邪魔です。
- 衣装ケース・・・これも同様に、必要以上に服を収納できる原因となるため、必要最低限にすべきです。
服の処分の仕方
どうしても服を捨てるのに抵抗がある方は、「リサイクルショップ」に持ち込んでみてはいかがでしょうか?
他にも「メルカリ・ラクマ・ヤフオク」等を利用してみるのも、選択肢としてアリだと思います。
少しでもお金に変えて、今後自分がおしゃれになるのを手伝ってくれると思えば、精神衛生上も悪くありませんよね。
理想は、自分の味方となってくれるワードローブ
ワードローブを使いやすいものとするためのポイントは、服は常に一定数を超えないことです。
そのためには、ハンガーは必要以上増やさず、服を1着買ったら1着捨てるを鉄の掟として守ることが重要になってきます。
大変かもしれませんが苦労の果てに待っているのは、おしゃれに邪魔な存在ではなく、自分の味方となってくれる「お気に入りの少数精鋭の服」だけが揃った世界に1つだけの素敵なワードローブです。
新しく服を買う前に、まずは要らない古い服を捨てることから始めてみることをおすすめします。
ぜひ参考にしてみてくださいね!