こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
年末になり、いよいよ冬らしい寒さになってきましたね。
今季、冬用のボトムスを新調しようと色々調べていました。
寒さ対策も重要ですが、大人になると「着心地」「品の良さ」も大事です。
どの要素も諦めることなく、満足するものを探し続けた結果、とても素敵なパンツを購入したのでご紹介します。
目次
TUBE(チューブ) / フランネルワイドパンツ
私が今季新たに購入したのは、日本のブランド「TUBE(チューブ)」のフランネルワイドパンツです。
チューブはファッションデザイナー・ディレクターである「斉藤久夫」さんが立ち上げたブランドになります。
斉藤さんは日本のファッションを長きにわたって牽引してきた存在で、業界内でも「おしゃれおじさん」として有名ですね。(個人的にも斉藤さんの着こなしが大好きです)
ご自身のスタイルだけでなく、チューブで提案するファッションも「ベーシック」「オーセンティック」なものに「トレンド性」「遊び」を加味したものが多いと思います。
それらは、「大人の知性」を感じ、「時代を超えて愛用することができるもの」ではないでしょうか。
ゆとりがありながら美しいシルエット
履き心地は、「腰周りにゆとり」があるので、履いていてストレスを感じません。
それと同時に、かなり「強めのテーパード」がかかっていることにより、シルエットが美しいですね。
ワイドパンツの「履き心地の良さ」と、テーパードパンツの「シルエットの美しさ」が共存しているアイテムだと感じます。
斉藤さんの「奇をてらったことはしない」スタイルが、モノづくりにも感じ取ることができますね。
ウォーム感のあるフランネル生地
生地には、ウォーム感のある「フランネル生地」が使われています。
とても暖かみがあるため、冬場の空気感とマッチして「季節感を演出」できるのが魅力です。
実際、「非常に詰まった生地」となっていて、履いていて暖かいんですよね。
同じデザインのアイテムでも、生地が違うだけで印象はだいぶ異なります。
季節感を考慮してあげることによって、着こなしの習熟度がワンランクアップするので、「素材・生地感にまで気を配る」というのは非常に大切です。
チューブで定番の「裾幅20.5cm」
チューブのトラウザーズ(スラックス)といえば、定番の「裾幅20.5cm」が特徴ですね。
チューブでは、この裾幅が定番で作り続けられていて、斉藤さんのセンスや美意識が感じ取れます。
非常に「ゆったり感」のある裾幅が印象的です。
通常であれば、ワイドパンツに合わせる靴には「ボリューム感のないもの」が合わせやすくておすすめなんですけれども、ゆとりのある裾幅のパンツであれば、合わせる靴は「ボリューム感のあるもの」もおすすめですね。
そうすることにより、リラックス感のある裾幅にマッチして「こなれ感」を演出しやすいと思います。
革靴であればパラブーツなど、スニーカーならニューバランスなど、比較的「ぼってり感」のあるものがおすすめです。
上に持ってくるアイテムにも、ゆとりのあるものを選べば、とても今っぽい雰囲気のコーディネートになります。
休日らしいリラックス感を演出してくれて素敵です。
服を楽しむことを再発見させてくれるアイテム
チューブのアイテムは、大人の休日着に相応しい品の良さ・格好良さを持つものです。
それらを着る度に、「服を”知っていること”より、格好良く着ること、楽しむことが大切」という斉藤さんの考えを思い出させられます。
服に対する知識も、もちろん大事だとは感じますが、そればかり重視しすぎて「頭でっかちな状態」になってしまうのも考えものです。
昨今、服への知識を訴えかける「まるで勉強」を重視するような主張の内容も見受けられることが少なくありません。
しかし、「知っている」ということと「実際に体感する」ということは何事においても違いますよね。
それは、服についても同様です。
だからこそ、様々な方がされているファッション指南を全て鵜呑みにするのではなく、実際に自分で着用して感じ取る・考えることが重要だと私には思えてなりません。
どんな情報も、事実をいかに自分の考えや認識の中で精査し、本質を見抜けるかが大切です。
ぜひ参考にしてみてくださいね!