カジュアルファッション

カントリーの王道!新作バブアー ビデイル購入レビュー!

2020年3月18日

こんにちは。

ファッションアナリストの七理悠介です。

 

ファッションには、色々なジャンルがありますよね。

その中でも、「ラギッド(無骨な・男らしい)」なファッションというものに、男性であれば誰しも憧れを抱くのではないでしょうか。

私もラギッドスタイルが大好きで、ワーク系やカントリー系などのアイテムが、昔からずっとワードローブには欠かせない存在です。

そうしたラギッドスタイルを表現しやすい「カントリーテイスト」、メンズファッションには王道ともいえるアイテムがあります。

 

Barbour × BEAMS PLUS / 別注 BEDALE Barbour TECH CLASSIC FIT

私が最近購入したのは、英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の名門ブランド「Barbour(バブアー)」の定番モデルである「BEDALE(ビデイル)」です。

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セレクトショップの「BEAMS(ビームス)」が別注したモデルで、生地に最新素材が使われてアップデートされた新作になります。

 

通常、インライン(通常品)でのバブアーといえば、コットン(綿)にオイルを染み込ませた、いわゆる「オイルドコットン」を生地に使用した「ワックスドジャケット」が有名ですね。

このワックスドジャケット、見た目は本当にカッコ良いんですけれども、取り扱いがデリケートなのが困ります。

 

というのも、オイルが染み込んでいることによって、「触れていると他のものにオイルが移ってしまう」ため大変なんです。

反面、「経年変化(エイジング)を楽しむことができる」という魅力もあるんですけどね。

 

そして、「カビやすい」というデメリットもあります。

実際、私の周囲にもバブアーのワックスドジャケットを所有していて、「カビてしまった」と話している方が少なくないですね。(ちなみに、それでも強引に洗濯してからオイルを入れ直せば、意外とどうにかなってしまうらしいですが)

私自身も昔、ワックスドコットンのアイテムをカビさせてしまった苦い経験があります。

 

今回のビームス別注品は、そうしたデメリットを克服し、「見た目のカッコ良さはそのままに、現代の技術を用いた最新素材でアップデートされたアイテム」です。

以前から「シェイプメモリー」「ピーチスキン」など、オイルドコットンを使用しない「ノンワックス仕様」のバブアーは展開されていました。

新作は、それらをさらにアップデートさせており、高機能素材でありながら、見た目は「これまでで最も”オイルド見えする”アイテム」となっています。(表面からの見た目は、オイルドコットンのような「微光沢感」があります)

 

元々ワックスドジャケットでは、「SAGE(セージ)」の色が定番といえますけれども、このセージの色味もオリジナルに近い見え方をするのが素敵ですね。

私はルックスに一目惚れし、リリースが発表された時から、発売されるのをずっと待ち望んでいたアイテムでした。

 

シルエットは定番の「クラシックフィット」

新作ビデイルのシルエットは、昔ながらの定番「クラシックフィット」です。

スリム過ぎず、ゆったり感のあるシルエットに仕上がっています。

「丈の長さ」に関しても、ジャケットの上から着た時に、「ジャケットが出ないように長めの着丈・袖丈」です。

 

ビデイルにはクラシックタイプ以外にも、若干スリムフィットになった「SLシリーズ」もあり、好みが分かれますね。

よりクラシックな雰囲気を装いたい場合は「クラシックフィット」、現代的なフィッティングで着用したい場合は「SLシリーズ」を選択するのが良いのではないでしょうか。

 

「止水・撥水・防風」を実現した最新素材「Barbour TECH」

今回の新作ビデイル最大の目玉といえるのが、「最新の機能素材」を採用したことにあります。

これまでも機能性素材を用いた「ハイスペックビデイル」と呼ばれるものはありましたが、それをさらにアップデートさせた最新素材が「Barbour TECH」です。

イギリス本国企画で、「止水・撥水・防風」を実現させた生地となります。

この生地がめちゃくちゃ軽いんですよ。

私の知る限り、これまでのビデイルの中で最も軽量なのではないでしょうか。

 

縫製上のステッチにも「シームテープ」を用いており、細かな部分も止水仕様となっています。

ただ、この止水加工に使われているシームテープって、私の経験上、どんなブランドのものだろうと、長年着用していたら段々と剥がれてきてしまいますね。

だから、このシームテープは、いつかはリペアが必要な部分だろうと思います。

 

オイルドコットンタイプのビデイルは、定期的にオイルを入れ直す作業(リプルーフ)が必要ですけれども、こちらの新作ビデイルも「購入してから全くお金がかからないわけではない」と思っておいたほうが良さそうです。

しかし、そうなるには相当な年数が経ちますし、それまでには他のアイテムだろうと何かしらの修繕が必要となりますよね。

 

撥水性だけではなく、「透湿性」にも優れており、蒸れにくいのが特徴です。

脇下の部分には、通気のための「ベンチレーション」もあります。

冷たい風を防ぎ、雨を弾き、蒸れを軽減する、そのうえ見た目も良い。

完成度の高さを感じさせられる生地です。

 

しかしながら、個人的には唯一残念なこともあって、それは「いわゆるバブアーのディテール」ともいえる「裏地のタータンチェック(格子柄)」が無いこと。

こればかりは、機能性を担保するためにはトレードオフで、仕方のないことだと感じます。

実際、チェックの裏地が無いことで軽量化にも寄与していますし。

とはいえ、普段着用している時には見える部分ではないため、そこまで気にする必要はないですね。

最新モデルの「New Barbour Tech」では、機能性はそのままで裏地のチェック柄まで再現しており更に魅力的になっていますね。

※当記事内の公式サイトリンクも「New Barbour Tech」のものに更新しております。

 

購入してから既にヘビロテしているんですけれども、着用していた日に、突然の雨が降ってきたことがありました。

その時、この最新素材が雨粒を弾いてくれて、中のインナーが全く濡れなかったのを実感できましたね。

本当に素晴らしい機能性を持つ素材だと思います。

 

薄手の生地で、春夏シーズン向けの「スプリングアウター」として使える

春夏シーズンのアイテムなこともあって、薄手の生地で、全体的に軽快感がある仕上がりになっています。

オリジナルビデイルにはある「袖口のリブ」は、新作には無いです。

そのため、中に着たジャケットの袖の邪魔になりません。

クラシックフィットであることからも、レイヤードスタイルにも活躍してくれる作りです。

 

薄手の生地で、軽量感があることからも、「スプリングコート」のように使えますね。

春・秋で着回し可能!スプリングコートは冬アウターより長く使える便利なアイテム!

もし、どうしても寒さが厳しく感じるような気候の時は、コートの内側に「インナーダウン」「厚手のニット」などを着て調整してあげると、軽快な印象を損なわなくて良いのではないでしょうか。

梅雨時期にも「シェル」として、きっと大活躍してくれると期待できるアイテムです。

 

ハイスペックながら、各ディテールはクラシックそのもの

ハイスペックな素材を使いつつも、ディテールは「クラシックな作り込み」となっています。

襟部分は、オリジナルビデイルと同じく「コーデュロイ」です。

温かみのあるコーデュロイ。

肌触りも良いし、ボディ部分の生地とのコントラストも素敵ですね。

 

襟裏部分にある「スロートフラップ」もオリジナルを踏襲しています。

このあたりの作り込みも変わらなくて、オリジナルへの「リスペクト」が感じられますね。

 

フロントジップが「大振りな金色ジップ」になっているのもオリジナルと同じ。

大きめなジップであることによって、「手袋をしたままでも開閉が容易」というメリットがあります。

 

両胸には、手を入れて温めるための「ハンドウォーマーポケット」がついており、これもオリジナル通り。

ちなみに、オリジナルで昔のモデルだと、このハンドウォーマー部分もフラップポケットになっているものがありますね。

 

腰部分には「フラップポケット」が両サイドにあって、独特の雰囲気を演出。

この仕様も、ビデイルらしさを感じさせるクラシカルな雰囲気のディテールですね。

 

背部は「サイドベンツ」の仕様。

ボタン式となっており、かなり深めのベントです。

このディテールは、ビデイルが元々「乗馬用ジャケット」として開発されたものであることが分かる作りですね。

 

カントリーテイストの王道を現代版として再構築したニュービデイル

新作は、スプリングコートのように着用出来るのが、とても便利で魅力的です。

バサッと羽織るだけで、雰囲気のあるコーディネートを演出してくれます。

ゆとりのある作りとなっているので、他のジャケットを着ている上からも着用可能。

オリジナルビデイルのクラシックな雰囲気を持ちつつも、機能性の高さを兼ね備えた優秀なアイテムですね。

まさに、「ニュービデイル」と呼ぶにふさわしい、ビームスの別注センスが光るものになっていると感じます。

ビデイルは、メンズファッションらしい「カントリーテイスト」を表現するのに便利なアイテムなので、洗練された大人におすすめです。

 

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ぜひ参考にしてみてくださいね!

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