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スーツの革靴も撥水加工で雨に強いものを!トレーディングポストのドレスシューズをレビュー!【大人の名品・定番品 Vol.11】

こんにちは。

ファッションアナリストの七理悠介です。

 

「雨の日」って一般的には、気分が上がらないものですよね。

個人的には、雨の日特有の「アンニュイな雰囲気」も嫌いではないんですけれども…

ファッション的には「靴が濡れてしまう」ことで嫌な気分になる、という方も多いのではないでしょうか。

たしかに気持ちは理解できます。

お気に入りの靴を履いていても、「雨で濡れてしまった後のケア」が面倒に感じてしまいますよね。

 

「梅雨」に代表されるように、日本は「1年の中で3割程が雨」で、世界の中でも年間降水量が比較的多い国です。

そんな特性を持つ国に住んでいる私達にとっては、雨とうまく付き合っていく必要があるように感じます。

そのため、雨の日用の「雨靴」を用意しておくのがおすすめです。

雨用の靴にもおすすめ!Paraboot(パラブーツ)CHAMBORDをレビュー!【大人の名品・定番品 Vol.2】

雨靴があることによって、雨の日でも靴が濡れることを気にせず過ごせますし、雨天時でもテンションを少し上げることもできます。

しかし、カジュアルな服装の時であればまだしも、仕事などで「スーツ」を着る際には、雨靴を履けない方もいるはずです。

スーツを着用時にはカジュアルな雨靴というわけにはいかず、やはり「革靴」を履かないといけないですし。

革靴は雨で濡れた後のケアが特に面倒。

そんなこともあって、「ドレッシーなスーツスタイルの時にも、気軽に履ける雨靴があれば良いのに」と、私自身昔からずっと考えていました。

以来、色々と試してみた中で、スーツにも合わせられるドレッシーな「革靴であり雨靴」というものがあり、とてもクオリティが素晴らしいのでご紹介します。

 

Trading Post(トレーディングポスト) / water proof leather shoes(ウォーター プルーフ レザー シューズ)

私が長年愛用しているのが、シューズ専門のセレクトショップ「Trading Post(トレーディングポスト)」「water proof leather shoes(ウォーター プルーフ レザー シューズ)」です。

Trading Post(トレーディングポスト) / water proof leather shoes(ウォーター プルーフ レザー シューズ)

トレーディングポストが手掛ける「オリジナルブランド」のシューズになります。

トレーディングポストは1984年創業の日本の老舗セレクトショップで、「Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)」「Tricker's(トリッカーズ)」など、今でこそ様々なショップで取り扱われるようになった「海外の優れた靴」を日本にいち早く紹介したショップです。

個人的には大好きなショップで、何度もお世話になっています。

 

トレーディングポストが他のショップと圧倒的に違うのは、「ただシューズを売るだけではない」ところですね。

そのことを特に感じるのが、トレーディングポストの店員さんの「提案力」です。

 

人の個性が様々なように、「人の足の形」「ライフスタイル」も様々。

したがって、顧客一人一人へのヒアリングによって、その人に合った靴選びが必要となります。

その点、トレーディングポストの店員さんは素晴らしい。

丁寧で心地良い接客ですし、「押し売り感」は全くありません。

 

あまりにも真剣に相談に乗ってくれるため、ある時は「お客様のニーズを考えた場合、当店では取り扱いの無い◯◯ブランドさんのシューズも良いかと思いますね」と提案されたことも私はあります。

それくらいトレーディングポストの提案力の満足度は高く、購入時だけではなく、「購入後のリペアやメンテナンス」なども積極的です。

このことは、多くの企業が掲げる「Customer Satisfaction(カスタマー サティスファクション:通称CS)」を重視し、それを具体的に現場で体現できるトレーディングポストの企業力によるものだと感じます。

 

長年に渡って海外の名シューズブランドを取り扱ってきたトレーディングポストなんですけれども、そこで得たノウハウを最大限に生かし開発されたのが「オリジナルブランドシューズ」です。

トレーディングポストのオリジナルシューズは、どれもよく出来ているものばかりですが、その中でも「撥水加工」を施した「water proof leather shoes(ウォーター プルーフ レザー シューズ)」のシリーズが本当に素晴らしい。

日常的なシーンやビジネスシーンを考えた場合、特におすすめのモデルがあるのでご紹介します。

 

トレーディングポスト / キャップトウ

まず、私が最初におすすめしたいモデルが「キャップトウ」です。

トレーディングポスト(Trading Post) キャップトウ BLACK

ドレスシューズの中でも最も定番的な形なので、冠婚葬祭にも使えるように「ブラック」を私は選びました。

このシューズ、とにかく「欠点がない」といえるものです。

以下に、私がこのシューズの素晴らしいと思える点を挙げていきます。

 

「表面処理」ではない本格的な「ウォータープルーフ・カーフ」でトラブルフリー

まず、このシューズの1番の特徴が、「撥水加工」を施した「ウォータープルーフ・カーフ」を使用していることです。

トレーディングポスト(Trading Post) キャップトウ BLACK 正面

「安価で販売されている撥水加工ドレスシューズ」というものも他のショップで提案されていますよね。

一見するとよく見えるアイテムに思えますが、個人的には注意が必要なものだと感じます。

というものも、そうしたアイテムの多くが「表面に撥水加工が施されている」からです。

 

表面的な撥水加工の何が問題なのかというと、「加工によるアッパーのヒビ割れが起こる」「クリーナーを使用すると、撥水効果が薄れてしまう」ことにあります。

それに対し、トレーディングポストのシューズは、「生物の“皮”から製品として“革”にするための、“鞣し”の段階で撥水加工を施している」のが特徴です。

つまり、「撥水剤が革の内部に”添加された”状態」になっています。

このことにより、表面での撥水加工で起こるようなトラブルが発生しません。

 

肝心の「撥水性能」も素晴らしく、雨に濡れてもガンガン水を弾いてくれます。

それゆえに、雨の日でも臆することなく、気軽に履いていけるのが魅力です。

 

普通の革と同じメンテナンスで大丈夫で、ちゃんとエイジングもする

撥水能力が表面加工ではないため、「普通のレザーと同じ見た目」です。

トレーディングポスト(Trading Post) キャップトウ BLACK アップ

「カーフレザーの上品な見た目」を損なうことがありません。

すなわち、「見た目」「機能性」を両立させたシューズということです。

そのため、「雨の日専用」というわけではなく、私はスーツを着るようなドレッシースタイルの時には、このシューズを「普段使い」しています。

 

メンテナンスに関しても、普通のレザーシューズと全く同じで大丈夫。特別な手入れは必要無し。

普段使っている「クリーナー」で汚れを落とし、「クリーム」を塗って磨くだけ。

私は定番の「M.MOWBRAY(エム・モゥブレィ)」「ステインリムーバー」「デリケートクリーム」を愛用しています。

メンテナンスが特別だと、使用していくうちに億劫になってしまいますから、ここも重要なポイントと言えるのかもしれません。

 

さらに驚きなのは、メンテナンスが変わらないというだけでなく、普通のレザーと同じように「エイジング(経年変化)」もします。

だからこそ、長年使っていく間に、自分の足にどんどん馴染んでいきますね。

ただ単に機能的なだけでなくて、「自分と共に年齢を重ねて魅力を増していく」といった革靴ならではの特徴も兼ね備えています。

 

最近だと、他のショップで「革靴のように見える素材のドレスシューズ」というものもありますけれども、ここが決定的な違いですよね。

 

「ダイナイトソール」で滑りにくく、「グッドイヤーウェルト製法」でソール交換も簡単

シューズ底面は「ダイナイトソール」を採用しています。

トレーディングポスト(Trading Post) キャップトウ BLACK 底面 ダイナイトソール

ダイナイトソールは「耐水性」「耐久性」に優れた仕様です。

他にも「滑りにくい」というメリットがあることもあって、個人的には昔から「ラバーソール」が大好きで、レザーソールのシューズにも「ラバー加工」を施して履くことが多いですね。

トレーディングポストが採用しているダイナイトソールは、厚みを抑えられているため野暮ったくなく、エレガントでドレッシーな雰囲気が漂います。

 

シューズ製法の種類としては、堅牢性の高い「グッドイヤーウェルト製法」で作られているので、修理しつつ長く愛用することが可能です。

 

日本人の足型に合った「ラスト(木型)」で、ストレスのないフィット感

トレーディングポストのオリジナルシューズは、ただ「海外の名シューズブランドを模倣したもの」ではありません。

欧米人と日本人で「体型」が異なるように、「足型」も異なります。

このため、欧米の靴を日本人が履いた時に起こりがちなのが、「指先の圧迫」「踵抜け」などです。

 

そこでトレーディングポストは、日本人の足型に合った「ラスト(木型)」で、ストレスのないフィット感を実現しています。

トレーディングポスト(Trading Post) キャップトウ BLACK 側面

指先の圧迫を軽減するため、「前方部分にゆとりをもたせた作り」です。

トレーディングポスト(Trading Post) キャップトウ BLACK 前方部分

このおかげで、指先の圧迫感を感じることがなく、履いていて痛くなりにくいのが嬉しいポイント。

 

踵抜けを防ぐため、「踵周りを小さく丸みを持たせる作り」となっています。

トレーディングポスト(Trading Post) キャップトウ BLACK 踵部分

他にも、「甲部1点だけではなく、土踏まず・外踏まずの3点で足を固定」するようになっていることも、踵抜けを防ぐのに寄与していますね。

こうした特徴により、長時間の歩行時でも足が疲れにくく、まさに日本人的に「理にかなった仕様となっている」と感じます。

 

トレーディングポストのオリジナルシューズ独特の「フィット感の良さ」は、一度履くと魅了される大きな理由の1つなのではないでしょうか。

 

トレーディングポスト / パンチドキャップトウ

次に私がおすすめしたいモデルが「パンチドキャップトウ」です。

トレーディングポスト(Trading Post) パンチドキャップトウ DARKBROWN

嫌味にならない程度の「ほんのりお洒落感」が素敵で、ドレスシューズでも人気のデザインですね。

「キャップトウのブラックとの使い分け」という意識もあったことと、「少しカジュアル感のあるデザインのシューズを選ぶのなら、色も少しだけカジュアル感のあるものを」といった考えから、パンチドキャップトウは「ダークブラウン」を私は選択。

 

撥水レザーのものは最初は「ブラック」のみだったんですが、その後に「ダークブラウン」も追加されました。

ビジネスシーンでも使いやすい「ちょうど良い濃さのダークブラウン」だと感じます。

ブラックに比べると、色味的に「エイジング(経年変化)」がより一層楽しめますね。

 

デザイン以外、「使用している革」「ラスト(木型)」などのディテールは「キャップトウと同じ」です。

トレーディングポスト(Trading Post) パンチドキャップトウ DARKBROWN 正面

トレーディングポスト(Trading Post) パンチドキャップトウ DARKBROWN アップ

トレーディングポスト(Trading Post) パンチドキャップトウ DARKBROWN 底面 ダイナイトソール

トレーディングポスト(Trading Post) パンチドキャップトウ DARKBROWN 側面

トレーディングポスト(Trading Post) パンチドキャップトウ DARKBROWN 前方部分

トレーディングポスト(Trading Post) パンチドキャップトウ DARKBROWN 踵部分

スーツスタイルにおいて、ベルトもシューズも「ブラック」「ダークブラウン」両方を持っておくのが良いと感じます。

 

「ベルトがブラックなら、シューズもブラックを」「ベルトがダークブラウンなら、シューズもダークブラウンを」と、色味を合わせるセオリー通りの着こなしのほうが、洗練された印象を与えるためには簡単ですから。

ベルトがブラックなら、シューズもブラックを

ベルトがダークブラウンなら、シューズもダークブラウンを

そういった意味で、「ブラックのキャップトウ」「ダークブラウンのパンチドキャップトウ」のどちらも、私のスーツスタイルには欠かせない存在となっています。

 

スーツで雨の日も楽しみになるドレスシューズ

「撥水加工」「滑りにくいソール」で雨天に強く、それでいて「エレガントでドレッシーな見た目」のドレスシューズというのは、探してみるとなかなか良いものが見つかりません。

「雨が楽しみになる靴を作ろう!」のコンセプトから制作された、「全天候型」のドレスシューズがトレーディングポストのオリジナルシューズです。

「わざわざ雨の日専用の靴を買うのは面倒」という方にとっても、全天候で履けるという非常に利便性の高いシューズは、とても魅力的なのではないでしょうか。

 

トレーディングポストのオリジナルシューズは、さすがに格安メーカー品と比較すると高価ですが、ブランドオリジナルということもあってか、ハイクオリティながら価格的にも海外ブランドの「ミドルクラス」くらいの価格帯です。

正直、このクオリティの高さを、この価格で実現しているのは驚異的だと感じます。

店員さんによると、「このクオリティを実現するために、かなりのコストがかかっています」と言っていました。

ドレスシューズなんて、一度購入したら手入れをしながらずっと履けるものなので、格安品を買って数年で履き替えるよりも、「最初にある程度奮発して良いものを手に入れておくほうが圧倒的に良い」と私には思えてなりません。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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