こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
最近は女性だけでなく男性も「日傘」を使用されている方が増えましたよね。
猛暑・酷暑という状況の日本の夏には有効な対策だと感じます。
私自身も日傘を日常的に愛用している一人です。
これまで色々な日傘を試してきた結果、見た目と機能性を両立した名作日傘を現在使用しているのでご紹介します。
完全遮光日傘 「SUN BARRIER 100(サンバリア 100)」
私が愛用しているアイテムが、「日傘専業」の日本ブランドである「SUN BARRIER 100(サンバリア 100)」です。
サンバリア100というブランドは、男性にとってはあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、実は世界で初めて「完全遮光の日傘」を作ったことで、日傘を愛する方々の間では有名です。
私の知る限り、サンバリア100って今まで有料のプロモーションを行うことがなかったため、昔は「知る人ぞ知る名品」だったんですよね。
しかし、実直に日傘を生産され続けてきた結果、使用した方々の「口コミ」でサンバリア100の認知が広がっていきました。
今では女性誌を中心に紹介されることも多く、「ハイクオリティな日傘といえばサンバリア100」といったユーザーの人気を獲得しています。
サンバリア100の特徴
サンバリア100のいったい何が素晴らしくて多くの人から支持されているのか。
「完璧な日傘」を目指して開発されたサンバリア100の特徴にその魅力があります。
全ての光を100%カットする「完全遮光」機能を持つサンバリア100独自の生地
サンバリア100が持つ最大の特徴として、まず挙げられるのはブランドの代名詞的な「完全遮光」の生地です。
何をもって完全遮光というのか、日傘の機能に馴染みの薄い男性にとっては、特にピンとこないかもしれませんね。
サンバリア100の日傘は、「紫外線(A波・B波)」「赤外線」「可視光線」これら全てを100%カットするため、完全遮光機能を謳っています。
世の中には安価な日傘も多数存在しますが、それらはカット率100%を全ての光で達成しているものではありません。
したがって、サンバリア100が独自に開発した「4層構造を持つ特殊な完全遮光生地」というのは非常に価値が高いと言えます。
この完全遮光生地がとにかく涼しい。
強い日差しが照りつける暑い真夏日、日陰に入ったら「このままずっと日陰に居たまま移動できたら良いのに」と感じてしまいますよね。
そこで「自分だけのパーソナル日陰スペースを常に確保できる」のが日傘のメリットです。
これがサンバリア100の場合だと、段違いに涼しさが違います。
だからこそ、「とにかく他よりもちょっとでも涼しい日傘が欲しい」と考える方にとっておすすめです。
この完璧な遮光性能は、「日光(紫外線)アレルギーの方の力になる日傘を作る」という誕生のきっかけが背景としてありました。
こうした優しさから発生した「モノづくり」は、個人的にもブランドを応援したくなる要因に思えてなりません。
全てのカラーバリエーションで100%カットを実現
一般的に日傘は「黒い色が最も紫外線をカットする」と言われていますよね。
ところが、サンバリア100の場合、「どんな色や柄でも、全ての製品で100%カット」を実現しています。
このため、色を絞ることなく、自分の好みの見た目の製品を選べる自由度の高さが人気の理由の1つです。
私自身、日焼けをすると直ぐに火傷したように赤く腫れてしまう体質なので、100%カットの恩恵を日々感じています。
サンバリア100は日傘の「デザイン性」にもこだわっており、豊富なバリエーションが存在しているため、自分好みのアイテムが見つかるというのも魅力的です。
とはいえ、大人の男性にとって日傘の色は「暗い色」で、柄は「無地」が使いやすいと感じます。
暗い色の中でも特に「ネイビー」「ブラック」あたりが使いやすいのではないでしょうか。
サンバリア100でも定番カラーとして、ブラック・ピンク・ホワイトが展開される中、近年新発売されたメンズ向けサイズとして販売されたアイテムはカラーバリエーションが「ネイビー」一色でした。(その他製品でもネイビーがカラーバリエーションに加わったのは2020年あたりからです)
サンバリア100では全てのアイテムが男女兼用となっているんですけれども、大きめのサイズは特に「男性におすすめ」として展開されています。
反射対策のため、全ての商品の内側を「黒色」にこだわっている
「日差しのまぶしさ」は、太陽からの直接降り注ぐ光だけが原因ではありません。
「地面や周囲からの反射・散乱光」もまぶしさを感じる要素となっています。
こうした反射・散乱光が日傘の内側で反射してしまうと、さらにまぶしさを感じてしまうのが問題です。
それゆえ、この反射対策のためにサンバリア100は、全ての商品の内側を「黒色」にこだわっています。
日傘の内側が黒色であることで「照り返し光を吸収」し、反射を抑えられるため、目に優しいというのが特徴です。
全ての製品が職人の「ハンドメイド」で仕上げられている
サンバリア100の生地は高品質かつ特殊であるゆえに、機械による大量生産ができません。
そのため、全ての製品が職人の「ハンドメイド」で仕上げられているのが特徴です。
非常にコストのかかる手作業ですが、「生地の不具合のチェック」「縫製の規格チェック」「傘骨を1本ずつチェック」とクオリティを極限まで高めるのに寄与しています。
こういったハイクオリティのための手間ひまかけるコストって、むしろ男性に多く支持されそうな要素だと感じるのは私だけでしょうか。
また、サンバリア100の生産のメイン工場となるのが、大阪の天満橋にある「大阪ラボ」です。
マザー工場となる大阪ラボで定められた「品質の基準」を「全ての生産現場で再現する」というプライドをサンバリア100は持っています。
これを実現する目的で「品質を守るために、目の届く範囲でしか生産は行わない」という徹底ぶり。
私自身、サンバリア100の工場は、いつかぜひ直接取材させていただきたい生産現場の1つです。
遮光性能が半永久的に低下しない
個人的にサンバリア100の大きな魅力だと感じている要素の1つが「半永久的完全遮光性能」です。
私が今まで見てきた日傘の遮光性能の多くは「生地への後処理UVカット加工」なんですよね。
後処理UVカット加工のメリットは「比較的低コスト」で実現できることです。
反面、後処理UVカット加工のデメリットは「生地が摩耗してくるとUVカット率が低下してくる」ことにあります。
気に入った日傘を愛用していくうちに、段々と遮光機能が低下してくるのは気分的にもよくありません。
その点、サンバリア100は生地そのものが「特殊な4層構造」で遮光機能を実現しています。
つまり、「後処理で行われたUV機能」ではないというのがポイントです。
したがって、「生地が破れない限り遮光率100%が低下しない」という恩恵を受けることができます。
だから使っていくうちに生地に摩擦が加わっても、雨風に打たれても遮光性能が全く変わりません。
そのため、いつでも安心感を持って使い続けることができます。
ちなみに雨に強いことから、日傘としてだけではなく雨の日の使用も含めた「晴雨兼用」としておすすめされることの多いサンバリア100ですが、ブランド側は晴雨兼用としては機能を謳っていません。
通常の雨傘に比べると、長時間大雨に打たれると生地の縫い目から少しずつ浸水してくるみたいです。
こうした背景から、オールインワン的な使い方を求めるべきではないのでしょう。
しかしながら個人的経験からすると、それでも一時的な雨はしっかりと防いでくれるので、天気予報上で想定していなかった「不意の雨」に対応できる傘として私は活用しています。
ハイクオリティだが日傘の重量は「軽い」のでデイリーユースできる
こんなに高機能な日傘だと重量感があるのでは、と感じてしまいますが、実際にはサンバリア100は「軽い」です。
やはり日常的に持ち歩くアイテムが重いと、気軽に使おうとは思えなくなりますよね。
そういった観点からもサンバリア100は、「製品群におけるトップクラスのハイクオリティ」と「デイリーユースにおける軽快さ」が共存している稀有なアイテムだと感じます。
修理も可能で長く愛用できる
特別な日ではなく、毎日のように使い続ける「日用品」のようなアイテムだからこそ、「どれだけ長く付き合っていけるアイテム」なのかどうかも大事なポイントとなってきます。
このことは、SDGsを考えなければいけない時代の中、サステナビリティの観点からも重要なポイントであると言えますよね。
サンバリア100では、「骨や部品の劣化」「縫い目ほつれ(フリル・切り継ぎ・ふち周りのほつれを除く)」の状態を確認し、修理を依頼することが可能です。(依頼をすれば、それ以外の修理も可能)
気になる料金については、無料で出来る箇所もあれば、高くても数千円で可能。
とはいえ、私自身が愛用しているサンバリア100は、長いもので10年近く使用しているものもあるのですが、どれも全く不具合なく使えており、いまだに現役で使い続けています。
折りたたみ日傘は「2段折」で「手曲がり手元」がストレスフリーでおすすめ
サンバリア100に限らず、多くの折りたたみ日傘には、骨が2段階に折れ曲がる「2段折」と3段階に折れ曲がる「3段折」の2種類が存在します。
「コンパクトに持ち歩くことができるから3段折が良い」とおすすめされている方もいますが、私がおすすめするのは「2段折」です。
確かに、折りたたんだ時のコンパクトさだけで判断すると「3段折」のほうが小さくなって良いと思います。
しかし、3段折は収納時のコンパクトさとトレードオフで、「折りたたみしにくい」といった特徴がデメリットです。
だから、どうしてもコンパクトなサイズにおさめて持ち歩きたいという希望が無いのであれば、2段折のほうが3段折に比べて構造がシンプルなので折りたたみやすく、使い勝手が良く感じてしまいます。
そうしたこともあってか、サンバリア100でも2段折の日傘が一番人気です。
日傘を初めて購入する方には、まずは2段折を試してみて、サイズ感や使い勝手を検証してみるのが良いのではないでしょうか。
日傘選びにはもう1つ重要な要素があって、それが「手元」です。
サンバリア100の場合でも、「木曲がり手元」と「木ストレート手元」の2種類があります。
「木曲がり手元」は持ち手が「四角いシルエットのJ型」で、「木ストレート手元」は持ち手が「ストレート」になっており腕に通る大きさの「ヒモ輪っか」が付属しているのが特徴です。
こちらは一般的には「木曲がり手元」が「フェミニンな印象」で、「木ストレート手元」が比較的「中性的な印象」になります。
ところが、ここでもあえての「手曲がり手元」が個人的にはおすすめです。
というのも、私を含め多くの男性が「面倒くさがり」なことが理由になります。
日常的に使用するシチュエーションを考えた場合、ちょっとだけ「日陰に入った」「建物の中に入った」など多くの状況が発生しますよね。
その度に、「いったん全部折りたたんでしまおう」と考えないのが男性の雑な部分というものです。
とにかく男性というのは面倒くさがりなため、「キチンと折りたたんでしまうのも面倒、かといってそのまま日傘を開いて持っているわけにはいかない」と考え、中途半端な状態のまま持ち歩いてしまいます。
このことを考慮すると、木曲がり手元は「パッと腕にかけられる」という特徴の他、「手に持ちやすい」といったメリットがあるので便利です。
サンバリア100では日傘を閉じたり開いたりを繰り返すシチュエーションを想定し、日傘を一時的に閉じた際、折りたたまない状態でまとめやすいように内側だけでなく外側にもベルトがついています。
もちろん、使わない時には折りたたみ内側ベルトを締めてコンパクトに収納も可能。
収納ケースも付属しています。
デイリーユースで使うにはこれ以上ないくらいコンパクトなサイズ感のため、ストレスフリーで日常的に活躍してくれるアイテムです。
お気に入りの日傘で外出をもっと楽しくしよう!
外出する用事がある日に日差しが強くて暑いのはツラいですよね。
したがって、日傘がもたらしてくれる恩恵というのは、私達にとって非常に大きいものです。
「日焼けしない」「涼しい」「まぶしくない」「照り返し吸収する」「軽い」「半永久的完全遮光性能」と日傘に求められる全ての要素が揃っているサンバリア100は「完璧な日傘」というのが具現化された名品と呼ぶにふさわしいアイテムだと言えます。
サンバリア100は毎年夏には完売必至のため、欲しいと思ったアイテムの在庫があるうちに購入しておくことがおすすめです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!