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ポケットチーフのおしゃれな入れ方・使い方とは?シーン別おすすめを紹介!

2020年4月8日

こんにちは。

ファッションアナリストの七理悠介です。

 

スーツやジャケットスタイルを格上げするのに「ポケットチーフ」は有効なアイテムですよね。

胸ポケットに入れてあげることで、洗練された印象を作るのに一役買ってくれます。

スーツ・ジャケットスタイルにおすすめ!ポケットチーフの選び方とは?

しかし、「どうやって胸ポケットに入れたら良いのか?」「どういう風に使えば良いのか?」と悩む方も少なくないのではないでしょうか。

正直、ポケットチーフの入れ方には、かなり多くの種類があるのが事実です。

それら全てを網羅する必要はないと感じるので、「ビジネス」「カジュアル」「パーティー」などのシーン別に、おすすめの入れ方・使い方をご紹介します。

 

TVフォールド

まず、最も一般的だといえるチーフの入れ方が「TVフォールド」です。

別名「スクエア」とも呼ばれる入れ方で、その名の通り、チーフを「四角形」になるように畳んでから入れます。

 

畳み方は、「最初に正方形にする」や「最初に長方形にする」など、色々と言われていますけれども、私はどちらでも良いと感じますね。

というのも、「胸ポケットのサイズに合うように入れる」のが大切なため、着ている洋服によって畳み方が変わるからです。

胸ポケットの「幅」はもちろん、入れた後に底の方へ落ちてしまわないよう「深さ」にも気を配る必要があります。

 

それらに合わせて調整が必要なので、「この畳み方がベストな方法です」とは言えないんです。

だから、所有されている洋服の胸ポケットの形状に合わせて、お好きな方法で四角になるように入れるのが良いのではないでしょうか。

 

ビジネスでのスーツスタイル、カジュアルでのジャケットスタイル、その他にもパーティーなどの様々なシーンに使える「万能な入れ方」がTVフォールドなため、迷った時はとりあえず、この方法をおすすめします。

 

変形TVフォールド①

定番的な「TVフォールド」と少し違う入れ方が、「変形TVフォールド」です。(ちなみに、私が勝手にそう呼んでいるだけで、正式な呼び方ではありません)

TVフォールドを崩して、「奥行き」を出した方法になります。

普通のTVフォールドよりも「こなれた感じ」を演出しやすいので、私はこの入れ方をすることも多いですね。

 

畳み方はTVフォールドと同じで、胸ポケットへ入れるまでも同じになります。

そこから、TVフォールドで入れた四角形のチーフを「少しつまんでズラす」という入れ方です。

この方法に関しても、「つまみ方・ズラし方は、これがベストです」とは言えないため、お好みで崩し方を調整してみるのが良いと思います。

 

見え方的に、TVフォールドと比較して激しい違いがあるわけではないので、ビジネス・カジュアル・パーティーなど、どのシーンにも対応可能です。

 

変形TVフォールド②

もう1つ「TVフォールド」をアレンジした方法があり、こちらも「変形TVフォールド」です。(同じく、私が勝手にそう呼んでいるだけで、正式な呼び方ではありません)

TVフォールドを崩して、見える部分を減らし、「軽快感」を出した方法になります。

こちらも「こなれ感」を演出しやすく、軽さが出るため、特に「夏場のスタイリング」に私はこの入れ方をすることが多いですね。

 

まず初めにTVフォールドで入れます。

そして、「チーフの角を数枚だけ残して、それ以外は下に押し込んでいく」という入れ方です。

チーフを残す枚数によって見え方が変化するので、お好みで調整してみてください。

 

比較的どんなシーンでも使えますが、ビジネスでは職種によってはギリギリかもしれませんね。

軽快な印象を効果的に発揮する「クールビズ」などの軽装時にもおすすめです。

 

パフドスタイル

胸元を華やかな装いにしてくれるチーフの入れ方が、「パフドスタイル」です。

柔らかい印象を与え、優雅な雰囲気を演出できます。

「シルク素材」のチーフと比較的相性が良いのが特徴ですね。

カジュアルでのジャケットスタイルに私はよく用いています。

 

チーフの入れ方も意外と簡単です。

まず、ポケットチーフを広げて置き、中央部分をつまみます。

つまんだ部分が「上」になるように胸ポケットに入れ、ふんわりと感じになるように整えたら完成です。

 

ある程度「無造作に入れているように見える」ことが、「抜け感」を出すポイントではないでしょうか。

さらに「こなれ感」を演出するために、「あえて、つまんだ部分から少しズラして、傾けて胸ポケットに入れる」という使い方をすることが私は多いですね。(「変形パフドスタイル」と勝手に私が呼んでいて、上の写真での入れ方がそれです)

 

ビジネスシーンでは、カッチリとしたスーツよりは「ビジネスカジュアル」などのリラックス感のあるスタイリングのほうが、日常では取り入れやすいと感じます。

その他にも、パーティーシーンなどの「オケージョン」での活用もおすすめです。

 

クラッシュドスタイル

入れ方の調整によって、印象が大きく異なるのが「クラッシュドスタイル」です。

華やかな印象を与えつつも、少しくだけた雰囲気も出せるので、カジュアルシーンやパーティーシーンなどでよく用いられます。

私がカジュアル使いで、最もよく用いるチーフの入れ方も、この「クラッシュドスタイル」かもしれません。

 

こちらのチーフの入れ方も、意外と簡単なんです。

まず、ポケットチーフを広げて置き、中央部分をつまみます。

つまんだ部分が「下」になるように胸ポケットに入れ、形を整えたら完成です。

要するに、「パフドスタイルの逆の入れ方」と考えていただければ良いのではないでしょうか。

 

しかし、これは一般的な入れ方の話で、私は「適当に掴んで、胸ポケットにガサッと無造作に入れる」くらいの感じで行なっています。(上の写真での入れ方がそれです)

チーフって、カジュアルスタイルだと「無造作に使っている」と感じるほうが、使い慣れているように見えてカッコいいと思うんですよね。

だから私は、なるべく「整えすぎた感じ」にならないように、いつも気を配っています。

 

「胸ポケットから見える範囲」「胸ポケットから出す形」によって、同じクラッシュドスタイルでも印象が大きく異なるため、「その日の気分」「TPO」に合わせて変化させるのがおすすめです。

 

ポケットチーフを活用して洗練された着こなしを演出しよう!

ポケットチーフを活用している人は、日本ではまだまだ少ないです。

したがって、周囲の人との差別化を図る上でも、もっと積極的に取り入れてみるべきだと感じます。

ちなみに、「どんな時にポケットチーフを入れるべきか?」について聞かれることがあるんですけれども、あまり深く考える必要はないのではないでしょうか。

むしろ個人的には、ポケットチーフを入れないのは、「”あえてチーフを入れない”という軽快感を出したい」などの、着こなしの意図がハッキリとしている時です。

だからこそ、着こなしを習練し、「このコーディネートの時は外したいな」と感じるようになるまで、まずは日常的に使ってみるのが良いと思います。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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