こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
人に与える印象で「清潔感」って重要ですよね。
やはり清潔感の無い人は嫌がられますし、よく男性を見る時のポイントとしても清潔感というキーワードは、女性の意見として頻繁に挙げられます。
そういった風潮もあり、昔に比べて最近では男性もスキンケアを行うことが当たり前と感じられるようになってきました。
しかし、スキンケアを行う男性は多くなっても、「ネイルケア」を行う男性はまだまだ少ないのが現状ではないでしょうか。
目次
大人の男性もネイルケアを行うべき理由
男性も最低限はネイルケアを行うべきです。
「爪の中に汚れが溜まっていて、黒くなっている」なんていうのは明らかに良くないですし、「爪がヒビ割れている」「爪が凸凹になっている」という方は、男性だと結構な頻度でいますよね。
こうした爪が汚い状態だと、清潔感を人に与えるのは難しくなります。
なぜなら「清潔感」とは爪を含め、顔・服装・肌・髪等全てが「整っていると感じる」ことだからです。
だからこそ、男性もネイルケアを積極的に行うべきだと私は感じます。
大人の男性も「マニキュア」を活用することがおすすめ
男性もネイルケアを行うべきといった観点から、「マニキュア」を活用することを提案したいです。
マニキュアの中には「見た目の装飾的な目的」だけでなく、「爪の乾燥を防ぐ」といった「爪の保護を目的」とした製品も実はあります。
爪の乾燥をほったらかしにしてしまうと、「爪のヒビ割れの原因」になってしまうのが問題です。
こうしたトラブルを防ぐ美容液のようなアプローチを行う製品のことを「ネイルセラム」と呼ぶこともありますね。
とはいえ、「マニキュアって女性がするものじゃないの?」「男がマニキュアなんて恥ずかしい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
おそらくそうした考えを持たれた方は、女性がされているような「派手な色のマニキュア」「鮮やかな色のマニキュア」を想像されたはずです。
そうした色のマニキュアだと、たしかに女性的に感じられますし、なにより見た目が派手で、私自身も日常的に使える自信がありません。
要するに、「見た目が自分の爪の色そのまま」みたいな「自然な見た目の色のマニキュア」だと大人の男性にも使いやすいということですよね。
そこで、これまで数多くのマニキュアを試してきた中で、私が「これは男性にも使いやすい」とおすすめできるアイテムがあるのでご紹介します。
KOSÉ / NAIL HOLIC 24_7 セラムファンデーション
私が愛用しているマニキュアは、大手化粧品メーカー「KOSÉ(コーセー)」の「NAIL HOLIC(ネイルホリック) 24_7 セラムファンデーション」です。
「ファンデーション」と名前に入っているくらい「肌の色」に馴染んでくれるため、「自然な見た目で男性がつけても違和感が無い」のが最大の特徴になります。
つまり、爪を「派手な見た目・カワイイ見た目にする」といった目的ではなく、手指すらも綺麗な美肌に見せる「ファンデーション発想」のアプローチを目的としたネイルカラーです。
しかも「ネイルセラム」系の製品のため爪に優しく、爪をうるおいで保護してくれて、割れ欠けやヒビ割れを防ぐといった「爪のケア・爪の補強」の特徴もあるのが嬉しいポイント。
セラムファンデーションは「全4色」の展開です。
人によって「イエローベース(通称:イエベ)」「ブルーベース(通称:ブルベ)」といった分類で肌の色は異なるので、それぞれのタイプ毎に合わせた色味となっています。
こう聞くと、「イエローベースとかブルーベースとか自分は把握していないから、どれを選べば良いのか分からない」と思われる方も特に男性だと少なくないはずです。
かくいう私自身もその一人で、いまいち自分がイエベなのかブルベなのか、ちゃんとは理解していません。
ところが、それでも全く問題ありません。
理由は、
「各4色どの色も肌なじみが良いので、たとえ自分のタイプと違っても気分によって使い分けられる」
「”この色が自分には似合いそう”と考えていても、実際にネイルカラーをつけてみた時の印象は異なることが往々にしてある」
「どの色味のネイルカラーだとどういった印象になるのか、勉強のために全種類試してみる(ネイル初心者の方は特に)」
からです。
いずれにせよ、セラムファンデーションはリーズナブルな価格ですし、4色全て購入しても高級ブランドのマニキュアの1本分か、それ以下の金額です。
しかも、気に入らなかったネイルカラーであっても、有効活用できる方法(内容は後述します)もあるため、全種類購入してみても良いのではないでしょうか。
個人的には「ネイル初心者の男性ほど、まずは4色全て試してみてもらいたい」と考えています。
私が実際に使用してみて感じた、「セラムファンデーション各4色(BE386、BE387、PK887、PK888)それぞれの特徴」についてご紹介します。
BE386
イエローベース向けのネイルカラー。
「黄みが強く、明るい色味」が「BE386」です。
全4色の中でも「少し難易度が高い」ネイルカラーと言えるのではないでしょうか。
というのも、マニキュアは「塗りやすさ」がポイントになるんですけれども、BE386は他の3色と比べて「若干ムラになりやすい」と私には感じられました。
「白っぽい色味の感じ」という事も特徴。(ネイルカラー的には「ミルキー」と言われますね)
BE387
イエローベース向けのネイルカラー。
「黄みが強く、暗い色味」が「BE387」です。
全4色の中では「ベージュ感」が強いネイルカラーだと感じます。
肌の色味が暗めの方には、特に使いやすいのではないでしょうか。
PK887
ブルーベース向けのネイルカラー。
「青みが強く、明るい色味」が「PK887」です。
「ピンク感」をほんのりと感じさせるネイルカラーですね。
重ね塗りしなければ、同じブルーベース向けのネイルカラーである「PK888」とほぼ同じような感じで使えます。
PK888
ブルーベース向けのネイルカラー。
「青みが強く、暗い色味」が「PK888」です。
同じブルーベース向けのネイルカラーである「PK887」と同じように「ピンク感」は共通していますが、こちらの「PK888」のほうが「くすんだ色味の感じ」が強いのが特徴。(ネイルカラー的には「ダスティ」と言われますね)
重ね塗りしないように、なるべく薄く爪に塗れば「この人、爪を磨いて綺麗にしているのかな?」くらい自然な見た目になるので、個人的には「PK887」と同様に私の肌に合っていると感じる色味です。
メンズネイルにおけるマニキュアを塗る時のポイント
「セラムファンデーションは自然な見た目になる」とはいえ、メーカーのコーセーによる「製品パッケージ」や「ネイルに塗ったサンプル」などで見た時には、各4色どれも強い色味に感じられるかもしれません。
しかしながら、これはネイルカラーの「重ね塗り」によるもので、薄く塗った「一度塗り」の場合は色味が強くなりません。
やはり多くの男性は、爪のキラキラとした「ツヤ感」も苦手だと思います。
それを抑えるためには、マニキュアは「なるべく薄く塗る」「慣れないうちは重ね塗りしない」というのが大人の男性にとってのポイントです。
なるべく薄く塗るためのコツは「ブラシにマニキュアをあまりつけすぎないよう、液含みを少なくしてから爪に塗る」ことになります。
これさえ守れば、セラムファンデーション各4色は「どれもだいたい同じような感じ」で使えるのではないでしょうか。(ネイルに詳しい女性からは、眉をひそめられるかもしれませんが)
マニキュアを落とす時には、「信頼性の高いメーカー」の除光液を使用する
セラムファンデーションに限らずマニキュアというものは、いずれ爪から少しずつ剥がれてきてしまいます。
マニキュアが剥がれた状態の上から、そのままマニキュアを重ね塗りするのは、見た目が汚くなるためNGです。
そこで、マニキュアを落とす時には「除光液」を使用します。
除光液は百均などのお店にも売られていますけれども、個人的にはおすすめしません。
理由は「爪へのダメージが大きい」からです。
安物の除光液だと、マニキュアを落とした時に「爪が白くなり、傷んでしまう」のが問題になります。
そのため、除光液は「信頼性の高いメーカー品」を使用するのがおすすめです。
私が愛用しているのは「KATE(ケイト)」の「ネイルカラーリムーバーN」になります。
ネイルカラー好きの女性から支持されている定番の除光液ですね。
「爪が白くなりにくい」「除光液特有のキツい臭いが少ない」といった特徴に加え、「大容量」「リーズナブルな価格」なので、安心して気軽に使えます。
マニキュアを長持ちさせるための方法
ネイルカラーをするようになると、「せっかくマニキュアを塗ったのだから長持ちさせたい」「頻繁に塗り直すのは面倒くさい」といった事を思ってしまうのではないでしょうか。
私も同様のため、その気持ちは大変良く理解できます。
「マニキュアをなるべく長持ちさせる方法」というものは存在します。
それは、「マニキュアを塗る前に、消毒用アルコールで爪の油分を拭き取る」といった方法です。
そもそも、爪に油分が残っていることにより、「マニキュアが剥がれやすくなってしまう」のが問題になります。
つまり油分でマニキュアが浮いてきやすくなるんですよね。
これを防ぐ目的で消毒用アルコールを使用します。
マニキュアを塗る前に、消毒用アルコールで爪の油分を拭き取るというのは、実は「プロのネイリスト(マニキュアリスト)」が行う方法でもあるため非常に効果的です。
好都合なことに、今の社会状況的には各家庭に消毒用アルコールが用意してあると思います。
もし消毒用アルコールが無い場合には、マニキュアを塗る前に、石鹸でしっかりと爪を洗うだけでも違いが感じられるはずです。
さらには、可能であれば「マニキュアを塗る前に、爪を磨いておく」というのも効果的ですね。
爪の表面に凹凸があるよりも、滑らかに磨かれているほうがより綺麗にも塗れますから。
私が爪磨きで愛用しているのは、「MUCOTA(ムコタ)」の「sport NAIL(スポーツネイル)」です。
「強化ガラス製」の爪ヤスリになります。
だいたい3ステップ以上は必要なことが多い爪磨きが、これ1つで使うだけで完了。
ネイルケアに不慣れな男性であっても、自分で簡単に爪磨きが行えると感じます。
気に入らなかったマニキュアを有効活用する方法
ネイルカラーを楽しむうちに、「購入したマニキュアの色が自分のイメージに合わなかった」などといった事が誰でも起こります。
そうした場合、「失敗したから捨てないといけないのか」「使えないのはもったいない」と感じますよね。
しかし、心配は要りません。
なぜかというと、「気に入らなかったネイルカラーを有効活用する方法」があるからです。
それは、「フットネイル(ペディキュア)として使う」という簡単な方法になります。
フットネイル、つまり「足の爪に塗る」ことで「人からあまり見られる心配がない」ですし、「手の爪には派手に感じてしまう色だとしても、足であれば気軽に挑戦して楽しむことができる」のがメリットです。
足の爪にとっても保護や補強の効果もあるため、活用しないのはもったいないですよね。
だからこそ、どんな色であっても本当の意味で「失敗したネイルカラー」というのは無いと私は考えています。
男性も色々なネイルカラーを挑戦してみて欲しいですね。
メンズもマニキュアを活用してネイルカラーをもっと楽しもう!
ネイルケアについては、女性の関心が高い分野の1つでもあります。
したがって、パートナーがいる方は「ネイルケア・ネイルカラーについて教えて」と身近な先生に尋ねてみるのも良いのではないでしょうか。
パートナーと共に、「お互いの共通の趣味として楽しむ」というのも素敵だと感じます。
男性がスキンケアを行うことが当たり前になった事と同じように、ネイルケア・ネイルカラーについても同様の時代が直ぐそこまで来ていると私には思えてなりません。
清潔感を人に与えるためにも、男性も積極的にマニキュアを活用し、ネイルカラーを楽しんでもらいたいです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!