こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
前回、クールビズ・ウォームビズなどのビジネスカジュアルの足元に相性が良いアイテムとして「スエードのダブルモンクストラップシューズ」をご紹介しました。
最近、私自身ビジネスカジュアル用の靴を新調したので、今回はその購入アイテムをご紹介します。
目次
CROCKETT&JONES / LOWNDES スエード ダブルモンク ストラップ
私が今季新たに購入したのは、ファッションに詳しい方や靴好きなら誰もが知るイギリスの名門ブランド「CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)」の「LOWNDES」モデルをベースとした「スエード ダブルモンク ストラップ」です。
https://www.instagram.com/p/BxKXt87hCqK/
ユナイテッドアローズの別注品なので、通常の「LOWNDES」とはアッパーやソールで使う素材が異なっています。
アッパーには落ち着いた色味のダークブラウンのスエード素材が使われているので、とても上品な印象です。
シティソールは雨の日にも強い
靴にとって、「ソール」というのは歩行において非常に大切です。
「ドレスシューズのソールはレザーに限る」という方も一定数います。
かくいう私も昔はそんな考えを持っていた時期もあったのですが、雨や雪などの悪天候だと足元が滑ってしまうのが問題です。
そうしたことから私はだんだんと「気に入ったレザーソールのものを購入したと同時にラバー加工をする」ようになり、年数が経ってそれも面倒で「最初からラバーソールのものをなるべく選ぶ」ように最近はなってきました。
やっぱりラバーソールだと歩行が楽なんですよね。(いつかまた改めて雨の日用のシューズについて記事を書きたいと考えています)
その点、今回のアローズ別注品は、ソールで有名なイギリスの「ダイナイト社」の「ラバー製シティソール」を採用しているのが特徴です。
わざわざラバー加工をしなくても最初からラバーソールなので手間が省けます。
これから迎える梅雨時期などにも頼れる存在となってくれるはずです。
ちなみに、ラバーソールにはダイナイト以外にも他社で有名なものに「ビブラムソール」があって人気が分かれますね。
私は両者とも好きので、どちらのソールのものもよく購入します。
ダイナイトソールとビブラムソールの違いについて細かくは割愛しますが、大まかに言うと「厚み・硬さ・履き心地・耐久性」が異なってくるため、「どちらが良い」ではなく、「靴によってどちらを採用するのか選ぶ」のがおすすめです。
実は、ほぼ似てるけど異なるラストがある!?
アローズの店員さんは「クロケットのLOWNDESを他では見ないアローズらしい別注として仕上げました」と紹介してくれたんですけれども、実は私にはすごい既視感を覚えた第一印象でした。
というのも、これとほぼよく似たクロケットの「LOWNDES」をセレクトシューズショップ「Trading Post(トレーディングポスト)」で見ていたからです。
これがそうなのですが、非常によく似ていますよね?
仕様は少し異なりますが、なんとソールに至るまでダイナイト社のラバーソールで同じなんです。(こちらはシティソールではなくダイナイトソール)
このアイテム、ずっと気になっていて購入しようかどうかしばらく悩んでいました。
というのも、「オンライン限定販売」なので試着ができないため、購入には踏み切れずにいたんです。
ある程度「大雑把なサイズ選び」でも問題の少ないスニーカーとは違って、「厳格なサイズ選び」が必要なドレスシューズは慎重にならざるを得ませんでした。
かなり似ている両者のアイテム、大きな違いは「ラスト(木型)」にあります。
アローズ別注品はスタイリッシュな「ラスト#331」を採用しています。(トレーディングポストはモダンな「ラスト#348」を採用)
実際に試着して履き心地を確かめられたので安心して購入できました。
しかも、価格はトレーディングポストのほうが「91,800円」なのに対して、アローズ別注品は「79,920円」だったのは嬉しいポイントでした。
ビジネスカジュアル向きでコーディネートしやすい
前回の記事でもご紹介した通り、ダークブラウンスエードでダブルモンクストラップは、堅苦しくなりすぎない適度なカジュアル感があるため、ビジネスカジュアルの雰囲気に合わせやすいです。
https://www.instagram.com/p/BxKZjhHh-zs/
クールビズ・ウォームビズともに重宝するアイテムなので、私にとってはビジネスカジュアルになくてはならないくらい重要な存在となっています。
普通の大人は、ファッションにある程度のお金をかけたほうが良いと思うのですが、その中でも特に革靴は価格に比例して素敵に見えやすくなるので、可能な限り投資することがおすすめです。(革靴は一度買ったら頻繁に買い換えるものでもないですし)
ぜひ参考にしてみてくださいね!