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TIMEXオリジナルキャンパーをレビュー!安くて軽量ミリタリーウォッチ!【大人の名品・定番品 Vol.10】

2021年3月13日

こんにちは。

ファッションアナリストの七理悠介です。

 

休日のファッションって、ある程度の「リラックス感」が欲しいですよね。

カジュアルファッションの場合、「腕時計」にもリラックスした感じがあると、使い勝手が良くて重宝します。

リラックス感を表現しながらも、大人の雰囲気を持った腕時計としておすすめなのが「ミリタリーウォッチ」です。

ミリタリー独特のラフな雰囲気がリラックス感を感じさせますし、デザイン的にも完成度の高いものが多く、とても使いやすいのが特徴。

そんなミリタリーウォッチには、定番のアイテムがあるのでご紹介します。

 

TIMEX / オリジナルキャンパー

私が愛用している腕時計が、「TIMEX(タイメックス)」「オリジナルキャンパー」です。

TIMEX オリジナルキャンパー

リーズナブルな価格ながら、デザイン性や実用性に優れたアイテムになります。

定番的なミリタリーウォッチとして洋服好きにもファンが多く、セレクトショップやおしゃれな雑貨屋などでも多く取り扱われていますね。

 

キャンパーというと、大人世代にとっては「懐かしい!」と感じるのではないでしょうか。

80年代にタイメックス社がキャンパーを販売開始したんですけれども、90年代にモデルチェンジされて第1世代キャンパーは消滅しました。(ちなみに、第2世代キャンパーも2017年に惜しまれつつも廃盤となっています)

そんな背景もあって、第1世代キャンパーの再販を望む声が多く、四半世紀ぶりに「復刻版」として復活したアイテムです。

 

復刻の際には、第1世代キャンパーの設計図がタイメックス社になかったため、「3Dプリンター」などの最新テクノロジーを導入したり、実際にキャンパーを分解して構造を調べたりして、見た目を忠実に再現しています。

こうした苦労を経て、この復刻版キャンパーは、オリジナルを再現したものとして「オリジナルキャンパー」と名付けられました。

第1世代キャンパーと同じくケースが「36mm径」となっているのが、男のロマンを感じさせます。(モデルチェンジ後の第2世代キャンパーは、ケースが「34mm径」となっていて異なる)

 

「ベトナム戦争時の米軍のミリタリーウォッチ」をベースとした実用時計

キャンパーはそもそも、タイメックス社がベトナム戦争時に米軍から開発を依頼されて誕生した「ディスポーサブル・ウォッチ(使い捨て時計)」がベースとなっています。(この背景から、別名「ベトナムキャンパー」と呼ばれることもあります)

なぜ「使い捨て時計」なのかというと、戦地において「修理を必要としない」ことが求められたためです。

過酷な状況下で、故障した時計を修理するのは非効率的ですから。

このあたり、さすが「合理主義の国」であるアメリカが生んだアイテムですね。

 

したがって、元々がミリタリーウォッチのため、「視認性」「堅牢性」に優れている「実用時計」です。

「アナログ24時間表示」「アクリル風防」「3気圧防水」

米軍のミリタリーアイテムらしく、「デザインとして完成度が高い機能美」ということが言えると思います。

普遍的な「ベーシックさ」が、洋服好きたちの間で「定番のミリタリーウォッチ」として愛されているんでしょうね。

 

とても見やすくて、さらに「軽量」ということも大きなポイントです。

腕につけていても、腕時計をしているのを忘れるくらい軽いため、散歩や旅行の際には重宝します。

 

さらに、良い意味での「チープ感」が、旅行先などで「盗難されにくい」というメリットといえるのではないでしょうか。

特に海外では高級腕時計をしていると、「コイツお金持ってるな」と思われかねません。

その点、キャンパーなら安心。

だって、どう見ても高級感はないですからね。

ケースと同色の「オリーブドラブ」カラーのベルト

ストラップ式のベルト

ナイロン素材のベルト

時計本体のケースは「レジン(合成樹脂)」ですし、ベルトは「ナイロン」素材です。

 

だからこそ、治安が不安な所や、海外に行く際には、特におすすめの腕時計になります。

正直、仮に盗難されたとしても、リーズナブルな価格なので、そんなにショックを受けずに買い直すことができますし。(こんなチープな時計をターゲットにする人もいないと思いますが)

 

とても実用的で使いやすいため、日常的にも大活躍します。

私自身、平日はロレックスなどの機械式腕時計をつけていますが、休日にはもっとラフでリラックス感のある腕時計をつけたいので、キャンパーをつけることが多いです。

 

駆動方式は現代的な「クォーツ」を採用

復刻版オリジナルキャンパーは、第1世代キャンパーと見た目は一緒ですが、見えないところで違う点があります。

 

80年代に販売された第1世代キャンパーは、駆動方式が米軍採用のものと同じ「手巻き式」でした。

これに対し、復刻版オリジナルキャンパーの駆動方式は「クォーツ(電池式)」を採用しています。

理由は、「当時の手巻き式ムーブメントが、現在は製造できないから」です。(といいつつ、今年になって手巻き式モデルが復活しましたね。価格が高くなり、見た目も異なったものですが)

このことをどう捉えるかは、人それぞれですけれども、「いちいち手で巻かなくても良い」というメリットはありますよね。

 

しかし、ここで気になってくるのが「簡単に電池交換ができるのか?」ということです。

いくらオリジナルが「使い捨て時計」だったからといって、「電池が切れたら使い捨てる」なんて行動は、リーズナブルな価格の時計とはいえ、もったいなくて私にはとてもできません。

とはいうものの、高価な時計であればまだしも、安い時計をわざわざ「時計屋さんに持っていって電池交換を頼む」というのも、なんだか修理費用が気になりますよね。

そう考えると、「自分で電池交換を行う」ことができればベストです。

 

そこで私自身、オリジナルキャンパーを分解して、電池交換について確認してみました。

まず、裏面を見てみると、ベルト通しが「引き通しタイプ」となっています。

裏面のベルト通しが「引き通しタイプ」

これは、元々のオリジナルが「使い捨て時計」として作られているから。

だから、「電池交換が不要」ということが想定された設計となっています。

 

しかしながら、ベルト自体は簡単に外れるようになっていますね。

時計本体ケースの裏蓋

時計本体ケースの裏蓋に書かれているのは、「”SR626SW”の電池が使われている」ということ。

実際に裏蓋を開けて電池を確認してみても、入っている電池は「SR626SW」でした。

「SR626SW」の電池

いわゆる「ボタン電池」なので、比較的簡単に手に入りますね。

結論として、オリジナルキャンパーのボタン電池交換は、簡単にできることが確認できました。

リーズナブルな時計ですから、電池交換のメンテナンスも自分で行なって、長く愛用したいものです。

 

大人の休日におすすめの定番ミリタリーウォッチ!

ミリタリーウォッチの定番であるタイメックスのオリジナルキャンパー。

優れたデザイン性と機能性を兼ね備えており、大人が休日つける腕時計にピッタリだと感じます。

リーズナブルな価格なので、これまで腕時計をあまりつけてこなかった方にも試してもらいたいです。

一度つけてみると、気取らない感じのする「気軽さ」と、完成度の高いデザイン性の「機能美」という魅力を実感してもらえるのではないでしょうか。

また、現在メインで使っている重厚な腕時計をお持ちの方にも、休日用の「サブ腕時計」としてもおすすめです。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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