カジュアルファッション

【究極のチノパン】AUBERGE LV CHINOSをレビュー!ヴィンテージリーバイスをベースとしたSUVIN100%チノ!

2021年4月17日

こんにちは。

ファッションアナリストの七理悠介です。

 

最近、人気急上昇中の新鋭ブランド「AUBERGE(オーベルジュ)」

ヴィンテージへの深い造詣、ファッションへの愛情が感じ取れる作り込みなどが、洋服好きをワクワクさせる魅力です。

そんなオーベルジュも、今季春夏シーズンの新作を次々とリリースしていますね。

その中でも、オーベルジュのデザイナーである「小林 学」さんが、イチオシとするアイテムがあるのでご紹介します。

 

究極のチノパン「LV CHINOS」

今季のオーベルジュで特におすすめの新作アイテムが「LV CHINOS」です。

AUBERGE LV CHINOS 正面

AUBERGE LV CHINOS 背面

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いわゆる「チノパン」になります。

このアイテムが制作された背景としては、デザイナーの小林さんによる「究極のチノパンを作る」というコンセプトから生まれたものです。

 

デザイン元となるヴィンテージアイテムを尊重し、さらに新しい現代的要素を取り入れています。

オーベルジュらしい「温故知新」が感じ取れるアイテムといえるのではないでしょうか。

 

60年代のリーバイスのチノパンがデザインのベース

「ホワイトリーバイス」といわれていた、60年代にアメリカの東海岸へ「リーバイス」が販売をかける時に展開していたチノパンが、デザインのベースとなっています。(だから、モデル名である「LV」は「リーバイス」のことですね)

そのチノパンの特徴は、「尾錠付き」「テーパードシルエット」というものとして企画されていました。

 

オーベルジュのチノパンも、それを踏襲し背部に「大きな尾錠」がついています。

AUBERGE LV CHINOS 尾錠

結構目を引くディテールですよね。

 

そして、非常にきれいな「テーパードシルエット」です。

大人の着こなしにおいて、とても合わせやすいシルエットだと感じます。

 

ウエストポイント規格にスヴィン100%をのせた贅沢な生地

元々チノパンには、「ウエポン」といわれている「アメリカ陸軍士官学校(通称:ウエストポイント)」の制服用の生地というものがあります。

それは、「密度」「太さ」などが厳格に決まった「これ以上の綿織物はない」という規格です。

その規格に、希少で高級な超長綿である「SUVIN(スヴィン)」を、縦糸にも横糸にも贅沢にのせたのがオーベルジュのチノパンになります。

スヴィンの糸が本来持つ「上品な光沢感」が、生地の上質さを表していて印象的。

 

それに、着心地の面でもスヴィンを採用したメリットが。

スヴィンには「油分が多い」ということもあり、「しっとりとした滑らかな肌触り」をもたらすのが魅力です。

したがって、「肌触りが良い」というのは、大人が着る上質な洋服として、とてもポイントが高いといえますよね。

 

究極のチノパンの生地制作を担当している、50年以上のキャリアのある綿織物工場の職人が「今まで作った生地の中で最高傑作」という生地。

つまり、「生地は縦横スヴィンで、ウェストポイント規格というものを完全な状態で作った」というのが、このアイテム最大の魅力です。

小林さん曰く、今シーズンのアイテムの中でも「1番気合が入りまくっていた」というくらい、まさに究極の生地といえるものではないでしょうか。

 

あえて裾は「アンフィニッシュド」となっている

LV CHINOSは、1点だけ注意しないといけないことがあります。

それは、「裾部分の仕上げ」です。

出荷時点では、裾が「アンフィニッシュド(未仕上げ)」となっています。

 

これについては、小林さんが「履き方として、ウエストはピッタリで履くパンツなので、レングスの設定がシビアだと思った。だから、あらかじめ長さを決めて出荷するよりは良い」という考えによって、あえてアンフィニッシュドとしているからです。

そのため、「購入後に裾上げ」を行わなくてはいけません。

とはいえ、ジーンズの裾上げのように「チェーンステッチでないといけない」というわけではないので、大抵のお店で簡単に対応できると思います。

 

ちなみに、デザイン元となった「60年代のヴィンテージリーバイスのチノパン」の裾の仕上げは、「4センチ幅のダブル」だったそうです。

このヴィンテージチノは「デッドストック(未使用品)」だったようで、元々そういう仕上げだと考えられます。

そこで、小林さん的にはオリジナルを尊重し、「4センチ幅のダブル」での仕上げも特におすすめされていました。

しかしながら、カジュアルパンツであるチノパンらしく、普通に「タタキ」か、もしくは「そのままロールアップして履く」のも良いのではと、個人的には感じます。

 

オーベルジュの魅力が詰まった「大人のチノパン」

オーベルジュが企画・制作した究極のチノパン。

「究極」と銘打ったことを充分に納得できるくらい、完成度が高く素晴らしいアイテムです。

ドレスブランドが作るものとはまた違った、「大人な着こなしができるチノパン」を体感することができます。

オーベルジュらしい魅力がたくさん詰まった、大人の着こなしに相応しい素敵なチノパンです。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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