こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
ホワイトジーンズは1年中使える便利なアイテムですよね。
ホワイトの色使いが爽やかさを演出してくれて素敵です。
最近、素敵なホワイトジーンズに新調しました。
目次
INCOTEX(インコテックス) / ホワイトデニム
私が今季新たに購入したのは、イタリアのパンツ専業ブランド「INCOTEX(インコテックス)」のホワイトデニムです。
インコテックスといえばトラウザーズのイメージが強いかもしれませんが、デニムもとても素敵なものが多く、毎シーズン新作を楽しみにしています。
デニムにセンタープレスを入れているのがイタリアっぽい表現に感じますね。(私のはもうだいぶ取れてしまい目立たなくなってしまいましたが。近々プレスして復活させようと考えています)
同じイタリアブランドの「PT05(ピーティーゼロチンクエ)」などにも多い特徴ですけど、センタープレスが入っているだけでデニムもかなり大人っぽい雰囲気になります。
デニムというリラックス感のある生地を使いながら、休日にも大人が持つ「きちんと感」を演出したい方にとっては優れたディテールです。
上品でハイクオリティな仕立て
ホワイトにも厳密には微妙な色差がありますけれども、上品な印象を受ける色味ですね。
初めて試着した時から「生地に相当なコストがかかっているな」と感じました。
写真では伝わりづらいんですが、「ひと目見て分かる上質さ」が特徴となっています。
ずっと触れていたくなる生地で、履き心地もとても良いです。
大人の余裕を感じさせるシルエット
シルエットは裾に向かって綺麗なテーパードがかかっています。
細身だけれどもピチピチにならない、さすがインコテックスと言えるような「大人の余裕を感じさせるシルエット」が特徴です。
このあたりの計算をイタリアブランドは得意なところが多いですよね。
一時期はスキニーシルエットが全盛期でしたが、最近は流行が落ち着きました。
そのため、おしゃれな方はゆとりのあるシルエットのものを履いていることが多いと感じますね。
私自身もワードローブからはタイトなシルエットのものはだいぶ少なくなり、現在は今風のシルエットを楽しんでいます。
華美ではない洗練されたディテール
ディテール面もかなり洗練された印象です。
バックポケットにはデザイン性のあるステッチ等はありません。
小さく「INCOTEX」のタグがついているだけですね。
レザーパッチはブランド名が刺繍されています。
立体的に刺繍されており凝っているなと感じます。
コインポケットを含むフロントポケットはとてもシンプル。
リベットに糸が出ているのは、ジーンズ好きをニヤリとさせるディテールですね。
正面から見た時に目を引くのが「ベルトピンループ」です。
まるでトラウザーパンツのようなピンループがついているのは、イタリアブランドに多い特徴だと感じます。
こういった細かいディテールが大人のデニムといった印象を与えますね。
ボタンフライではなくジップフライなので着脱が容易です。
内側には品のある控えめなデザインがされています。
ジーンズの裾裏はシンプルで落ち着いた雰囲気。
上質なのでコーディネートしやすい
仕立ての良さと品の良さを感じさせるデニムのため、コーディネートに合わせやすく、着こなし全体を格上げしてくれます。
夏らしくリネンシャツに合わせてみると、爽やかでとても素敵です。
それから、夏以外の季節においてもホワイトデニムは有用性が高いので、全身がダークトーンになりがちな秋冬のシーズンにも差し色として活躍してくれることを期待しています。
アイテムの価値観は自分自身で決める
近年、リーズナブルなデニムのクオリティが上がってきているからか、「デニムは安いので良い、高いのは無駄」といった意見が蔓延しています。
ですが、決してそんなことはありません。
計算されたシルエット・デザインの素晴らしさ・生地の上質さ・縫製の手間暇・気分が高まる着心地、仕立ての良さとして違いは確実に表れているものです。
もちろん、個人の背景はそれぞれですので、リーズナブルなアイテムにも価値があると思います。
私が主張したいのは、「周囲の意見を全て鵜呑みにして惑わされることなく、一度は本当に上質なものに触れて説得力の違いを感じてみてから、自分の意見を自分自身で考えて決めるべき」ということです。
仮に有名な方や、周囲の人達が言っている意見であったとしても、それが必ずしも真実だとは限りません。
だからこそ、どんなアイテムも試着だけでもいいので「実際に自分で確かめてみる」というのが重要だと常々感じています。
試着なんて無料で出来るんですから、どんどんするべきです。
それが自分の先入観や思い込みを崩し、着こなしの幅が広がって、より一層ファッションや自分自身を好きになれることに繋がると私は信じています。
ぜひ参考にしてみてくださいね!