カジュアルファッション

大人のスウェット選びのポイントとは?ニットの置換えも出来て便利なアイテム!

2021年10月9日

こんにちは。

ファッションアナリストの七理悠介です。

 

夏の猛烈な暑さが通り過ぎ、涼しさが感じられる季節になってきましたね。

特に早朝や夜間には、肌寒さを覚えるようにもなりました。

そうした気候になると、出番になるのが「秋モノのアイテム」

大人っぽさを出したいのであれば、おすすめなのが「コットンニット」です。

コットンニットはとても便利なアイテムで、秋だけでなく春にも大活躍します。

春秋に便利でおすすめ!コットンニットのメリット・デメリットとは?

しかしながら、非常に便利なアイテムであるコットンニットであっても、そればかりを着ているのは飽きてしまいますよね。

もっとファッション的にも幅広いアイテムや着こなしを楽しみたいですし。

そのような観点から考えると、とてもおすすめのアイテムがあるのでご紹介します。

 

リラックス感があって大人世代にもおすすめの「スウェット」

大人の休日着としておすすめのアイテムが「スウェット」です。

「スウェット」

スウェット特有の「リラックス感」のある雰囲気が魅力ですね。

 

余談ですが、個人的にスウェットというのは、ある意味「リラックス感の象徴的アイテム」だと考えています。

というのも、私の好きなヒップホップアーティストの「Nelly(ネリー)」が2004年に世界観の異なる2枚のアルバムを同時リリースしており、それが私にとって印象深いものです。

その2枚のアルバムのタイトルが「Suits(スーツ)」「Sweat(スウェット)」だったんですよね。

「ドレス感」の象徴的アイテムである「スーツ」に対して、数あるカジュアルアイテムの中でも「スウェット」という言葉が使われたのが「カジュアル感」の象徴であるように思えましたし、2枚のアルバムの対比を見事に表わしていて、とても面白く感じられました。(ちなみにアルバムは「スーツ」のほうが圧倒的に売上が高かったんですけれども…個人的には「スウェット」も大好きです)

この体験がきっかけで、私の中ではスウェットが更に特別な想いのあるアイテムとなっています。

 

スウェットの種類の中でも「フーディー(パーカー)」のような代表的なアイテムもあるため、一般的にもほとんどの方にとって、若い時に慣れ親しんだアイテムと言えるのではないでしょうか。

私自身も学生時代はスウェットやフーディーを着て、毎日のようにスケボーを楽しんでいました。

とはいえ、若い時には着用していたスウェットも、大人になって歳を重ねるにつれて、着なくなる方も多いですよね。

昨今の「アメカジは大人っぽく見えないしダサい」みたいな誤解や偏見が、アメカジ的なアイテムの人気を不当に押し下げている要因の1つであるようにも感じます。

私はこうした「アメカジがダサい」といった考えは、真に受けないほうが良い主張や意見だと思えてなりません。

どんなアイテムにも魅力がそれぞれありますし、それが理解できていない方か、もしくは「ポジショントーク」として発信されているだけの方だと考えています。

 

最近では、ここ数年のヨーロッパ的トレンドの反動からか、「アメトラ(アメリカン・トラディショナル)」がおしゃれな方を中心に支持され、復権の兆しが見えているのが現状です。

それゆえに、アメトラ的な雰囲気でリラックス感があって素敵な「スウェット」を大人世代にもおすすめします。

 

大人世代におすすめな「スウェット」選びのポイント

スウェットをワードローブに加えようと考えた場合、着こなしやすかったり、幅広いコーディネートに使えたりするものを選んだほうが便利ですよね。

そう考えた場合、大人世代におすすめなスウェット選びのポイントは、「色」「シルエット」はもちろん、「素材」「生地感」にも気を配ったほうが良いと感じます。

 

「色」に関しては、シックな雰囲気となる「ブラック」「ネイビー」あたりが使いやすいです。

一方、ファッション好きには玄人好みである「古着感」が出やすい「グレー」「オリーブ」などの色も人気があります。

 

「シルエット」に関しては、90年代のような「かなり大きめのサイズ感」のものだとレイヤード(重ね着)しにくいため、「体のラインをひろわない程度のゆったりとしたシルエット」が使いやすいのではないでしょうか。

 

見落としがちな「素材」「生地感」については、個人的には「コットン(綿)100%」のものが良いと思います。

けっして「ポリエステル」などが配合された生地が悪いわけではありません。

ポリエステルが配合されていることによって生地に「ハリ感」が出ますし、「シワになりにくい」といったメリットもあります。

 

ところが、使い込んでいくうちにデメリットが目立ってくるのが問題です。

それは「洗濯を繰り返していくうちに毛玉ができやすい」といったデメリット。

このことが原因で、「風合いが変わってしまう」「手入れが面倒」などの問題が出てきてしまいます。

 

本来、まだまだ汗ばむ時期に着用することの多い「春」「秋」などの季節には、洗濯が億劫になってしまい、気軽に着ることが難しくなるのは大きなデメリットです。

だからこそ使い勝手や、長い間愛用することを考慮すると、コットン100%のものを選んだほうが安心だと感じます。

さらには、「厚手の生地」よりは「薄手の生地」のほうが、1年を通して長い期間使えるのでおすすめです。

 

幅広いコーディネートで活躍する「スウェット」をワードローブに加えよう!

大人世代にも使いやすい上品なスウェットがワードローブにあると、幅広いコーディネートで活躍して便利です。

スウェットをアウターとして1枚で着用すると、休日のリラックスした雰囲気を演出してくれます。

アウターとして1枚着のスウェット

この独特のリラックス感は、ニットなどの他のアイテムとはまた違った魅力ですね。

 

1枚で着用する以外にも、インナーとして活用しても素敵です。

特に、ブルゾンなどの「カジュアルアウター」だけではなく、あえて「ジャケット」のインナーとして合わせてみると、モダンな雰囲気が楽しめます。

インナーとしてレイヤードしたスウェット

こうしたスタイルだとニットを合わせるのはよく見かけますが、これをスウェットに置換えると、また新鮮な気分が味わえるのではないでしょうか。

カジュアルスタイルを格上げしてくれる着こなしが実現できると、ファッションがもっと面白くなると感じます。

上品なスウェットをワードローブに1枚揃えておくのが、大人世代には使い勝手が良くおすすめです。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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