カジュアルファッション

おすすめインナー!Hanes Japan Fit Pack T-shirtsをレビュー!【大人の名品・定番品 Vol.7】

2020年11月2日

こんにちは。

ファッションアナリストの七理悠介です。

 

ファッションで「インナー」って大事ですよね。

コーディネート全体を見た時に、完成度の違いが確実にあります。

それに、着心地にも大きく影響するため、肌触り等を気にする大人世代には重要です。

 

とはいえ、「インナーにこだわりを持って選んでる人」って男性ではそんなに多くないと感じます。

「とりあえず安かったから」「あまり見えないし何でも良い」等の理由で適当になりがちです。

インナーとして特に一般的なのが「Tシャツ」ですけれども、価格的にはピンキリ。

世の中に販売されているアイテムも数多くあるため、どれを選んだら良いのか迷ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、大人におすすめのインナーTシャツをご紹介します。

 

Hanes Japan Fit Pack T-shirts

私がインナー用Tシャツとして愛用しているのは、「Hanes(ヘインズ)」「Japan Fit Pack T-shirts(ジャパンフィットパックTシャツ)」です。

リーズナブルな価格ながらTシャツが2枚パッキングされています。

そのため、くたびれて見えたり汚れてきたりしたら、気軽に買い替えを行えるのが嬉しいポイント。

 

昔からヘインズはパックTシャツを展開しており、私自身、学生時代からたくさん購入し愛用してきました。

オリジナルのパックTシャツは「欧米人向け」に開発されているため、若干日本人には不都合な点があるのが不満だったんですよね。

それに対し、パックTシャツを「日本人向け」に改めて再設計されているのが「ジャパンフィット」の特徴です。

 

日本人向けにサイズ感がコンパクトに改良されている

ジャパンフィットパックTシャツは、シルエットは実にシンプルです。

ゆったり過ぎず、タイト過ぎず、ちょうど良いジャスト感。

インナーとして用いるのであれば、この奇をてらわない「なんの変哲もない作り」がベストだと感じます。

つまり言い換えるなら、「見た目的に”何も特徴の無い所”が最大の特徴」と言えるのではないでしょうか。

 

ただし、オリジナルのパックTシャツとは違い、「サイズ感」に変更があります。

オリジナルは前述の通り「欧米人向け」に設計されているので、華奢な日本人が着ると「全体的に大きめのサイズ感」なんですよね。

ジャパンフィットは「着丈」「袖丈」が短めになっていることに加え、「胴回り」「袖口(アームホール)」「首周り(ネック)」も細めになっている仕様です。

 

「製品洗い加工」が行われたうえでパッキングされているため、「洗濯後にサイズが縮んでしまうということがない」のも便利だと思います。

 

透けにくい「5.3oz」の生地がインナー用途として絶妙

発売以降人気を博したジャパンフィット。

最近になって、さらに支持を集めたのには理由があります。

 

というのも、最新モデルでは生地が「5.3oz(オンス)」に変更されたからです。

これにより、生地が「着用した時に透けにくい」のが素晴らしい。

やはり、乳首等の肌が完全に透けている状態は、清潔感を与えにくいですからね。

 

こう聞くと、「だったら、もっと生地が厚いTシャツを着用すれば良いのでは?」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。

確かに「もっと生地が厚いTシャツのほうが透けにくい」のは間違いありません。

実際、ヘインズにも「6.1oz」の生地を使っている「BEEFY(ビーフィー)」もあり、そちらも人気ですね。

 

ビーフィーは肉厚な生地なので、全くと言っていいほど透けません。

このことだけに焦点を合わせると、「肉厚なビーフィーだけを持っておけば良いのか」と考えがちです。

しかし、ビーフィーの弱点は「上に着るアウターによっては、シルエットの邪魔をする」ことにあります。

 

例えば、シャツのインナーとして肉厚なTシャツを着ていた場合、「インナーTシャツが、アウターシャツのシルエットに響いてしまっている」ことってありますよね。

特に、「羽織としてボタンを開けてシャツを着用している場合」なら気づきにくくても、「シャツのボタンを締めて着用している場合」はシルエットに響いてしまっている方をよく見ます。(シャツの下から不自然にTシャツの生地感がボコボコと主張しています)

すなわち、生地については、「用途次第で”必ずしもヘビーオンスであればあるほど良いわけではない”」ということですね。

 

その点、ジャパンフィットの生地感は「薄すぎず、厚すぎず、の絶妙なバランス」です。

したがって、シャツなどのインナーとして用いても、「上に着るアウターのシルエットの邪魔をしない」ということが最大の魅力だと私は考えます。

言い換えると、「インナー用途として、これ以上ないくらい現状ではベストな生地感」であると認識しており、私のワードローブには欠かせない存在です。

コーディネートによってサイズ感を変えたほうが良いため、サイズ違いで複数サイズを私は常に揃えています。

 

「主役」ではなく「名脇役」となるTシャツ

ジャパンフィットパックTシャツについて、「アウターとして1枚で着用しても大丈夫」と言われている方も一定数います。

ヘインズ公式でも「アウターとしても着用できる」と訴求されているほどです。

 

何に主眼を置いて「大丈夫」と判断するかは人によって異なるところですけれども、個人的には正直、「アウターとして着用するには少し頼りない」と感じてしまいます。

それは生地感だけでなく、全体的な作りを含め、コーディネートで「主役を張るには難易度が高い」と私には思えるからです。

 

むしろ、「アウターとして1枚で着用するのであれば、ビーフィーのほうが良い」と感じます。

肉厚でしっかりとしていますし、生地にも「ハリ感」があって、どう見ても肌着1枚を着ているようには見えないので安心です。

私自身、学生時代はビーフィーを着てスケボーをしていましたが、何度転んでもボロボロにならないくらい「生地の丈夫さ」も助かりました。(まさに名前の通り「牛のようにタフな生地」でしたね)

 

ジャパンフィットも「明らかに肌着」とは見えないまでも、「アウターとして成立するくらい”主役級”のアイテム」とは私にはどうしても見えません。

要するに、コーディネートで「”主役”としてではなく、”名脇役”として活躍するアイテム」がジャパンフィットパックTシャツなのではないでしょうか。

脇役だからといって主役よりも劣っているなんてことはありませんし、どんなアイテムも「適材適所」ということが言えると思います。

 

ちなみに私はジャパンフィットを、「部屋着」としても一年を通してデイリーユースしています。

ソフトタッチな肌触りで着心地も良いですし、ちょっとそこまでコンビニに行く時くらいなら、そのまま出られるのが便利なんですよね。

そう考えると、ある意味「最も日常的に活躍しているファッションアイテム」と言えるのかもしれません。

 

インナーにも気を配り、着こなしを洗練させよう!

ファッションにおいて、ジャケットなどの主役となるアイテムを気にする方は多いですが、一方でインナーなどの脇役となるアイテムにまで気を配る方はそんなに多くはいません。

しかしながら、コーディネート全体を見た時に完成度は違ってきますし、例えそれが微差であったとしても、大人の着こなしを考えるうえでは大切な要素だと感じます。

なにより、着心地も良いので、着ていてストレスがないのも大人世代には大切なことですよね。

とんでもなく高価なものであれば、着こなしに取り入れるのにも気が引けてしまうところ、リーズナブルの代名詞的存在である「ユニクロ」と比較しても、1枚あたりの価格があまり変わらないというのも大きな魅力だと思います。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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