こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
ファッションにおいて「アメカジ」って人気のスタイルですよね。
私も大好きで、着こなしのバリエーションの中で欠かせない存在です。
男らしい感じもしますし、ラフな雰囲気がリラックス感を演出してくれます。
そんなアメカジを取り入れる上で、定番的なアイテムが「フーディー」です。
「フーディー」と「パーカー」の違い
人によっては、「フーディー?パーカーじゃないの?」と思われるかもしれません。
厳密にいうと、パーカーは「フード付きの防寒着」のことで、フーディーは「フード付きのスウェット」のことを指します。
だから、我々が普段呼んでいる、いわゆるパーカーのことは、正確には「フーディー」なんですよね。
海外では「フーディー」という名称が一般的なんですけれども、正直、私自身は呼び方について細かく言うつもりはありません。
それよりも伝えたいのは、「大人でフーディーを素敵に着こなしている人は少ない」ということです。
そこで、大人が着こなしに取り入れる際に、気をつけるべきポイントをご紹介します。
フーディーの選び方
大人がフーディーを選ぶにあたって、「ボリューム感」「シルエット」が重要だと私は考えています。
まず、ボリューム感については、ある程度ないと「貧相に見えやすい」ことが問題です。(かなり体格の良い方なら話は別ですが)
見た目が貧相だと、「チープ感」を受けてしまうため、大人にとってはコーディネートの難易度が高くなってしまいます。
そのため、「ある程度肉厚な生地で、ボリューム感があるもの」を選ぶことがポイントですね。
シルエットについては、「着丈が長すぎないもの」が使いやすいと感じます。
着丈が長すぎるスウェットって、野暮ったく見えやすいですし、いわゆる「部屋着」みたいに見えがちなので、若干短い方がバランスは良いです。
その他にも、「身幅」に関しては、あまりにも小さいタイトなものだと、体のラインを拾いやすくなります。
したがって、ある程度ゆとりを持たせたシルエットの方が、大人は使いやすいのではないでしょうか。
それに今のトレンドを考えても、ゆったりとしたシルエットのほうが、時代感を反映させてくれるのでおすすめです。
これらのことをまとめると、「ある程度ボリューム感があり、着丈が短めだけど、ゆったりシルエットのもの」が、大人の着こなしに相性が良いと思います。
フーディーを着こなす時のポイント
フーディーをコーディネートに取り入れる際は、「外しアイテム」として使うのが簡単ですね。
ボトムスにはトラウザーズなど、きれいめなアイテムに合わせてあげると、「抜け感」を表現しやすいと思います。
さらに、足元は「スリッポン」や「ローファー」など、比較的軽めの印象の靴がおすすめです。
足元に軽快感があるほうが、「こなれ感」を出しやすくなります。
とはいえ、外しアイテムとしてではなく、スニーカーやジーンズと合わせて、ゴリゴリの「ストリートスタイル」で着用するのも個人的には大好きです。
私は昔からスケートボードをしたり、アウトドアに行ったりする時には、フーディーが欠かせないものでした。
Tシャツの上からサッと羽織るだけで、トップスはまとまるので、気楽でコーディネートを考えなくて済むのが便利なんですよね。
そうしたことから、「近所をちょっと散歩する」「家の近くのコンビニに行く」など、「ワンマイルウェア」としてもフーディーは優秀なアイテムです。
そして、フーディーの出番は暖かい時期だけではありません。
「コートのインナーとして着る」という使い方であれば、寒い時期にも活用できます。(若い方がよくされていますよね)
1枚で着用してもまとまるし、インナーとしてレイヤードスタイルで着用しても活躍する、懐の深いアイテムです。
素敵なフーディーでアメカジのテイストを楽しもう!
休日らしいリラックス感のあるアメカジテイストを、着こなしの中で簡単に取り入れられるので、フーディーが一般的に人気なことも納得できますね。
フーディーは着ている人が多いですし、活躍する場面も多いアイテムなだけに、可能な限りお金をかけて投資するのがおすすめです。
ある程度上質なものだと、「生地感・シルエット」などが全く異なります。
そのほうが、大人世代にとって着こなしやすいアイテムだと感じるため、なるべく上質なものをワードローブに加えてみて欲しいです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!