スーツスタイル

スーツスタイルでベルトや革靴の選び方とは?色合わせはどう考えたら良い?

2019年4月11日

こんにちは。

ファッションアナリストの七理悠介です。

 

これまでスーツスタイルで洗練された印象を与えるためのポイントについてご紹介してきました。

スーツ・シャツ・ネクタイが整っていれば素敵に見えるかというと、残念ながらそうではありません。

他にも、「ベルト」「革靴」などのアイテムも重要です。

 

これらのアイテムは「Vゾーン」に次いで大切なポイントになります。

ここに気を配らないとスーツ自体にお金をかけていても素敵には見えなくなるので、しっかりと丁寧に選び着こなすことが必要です。

スーツスタイルにおけるベルトや革靴はどのように着こなせば良いのでしょうか?

 

ベルトの素材は「コードバン」がおすすめ

一見面積が小さいので軽視してしまいがちな「ベルト」ですが、服装のまとまりを考えた場合に印象を整えてくれるアイテムなので、疎かにしないようにしたいですね。

 

ベルトで使われる革の素材にも色々なものがあります。

私のおすすめは「コードバン」のベルトです。

コードバン特有の美しさがスーツスタイルを引き立ててくれます。

 

他の革に比べてコードバンは比較的価格が高くなるんですけれども、ベルトは頻繁に買い換えるものではないですよね。

長いお付き合いをすることになるアイテムですので、可能な限り投資して上質なものを購入することをおすすめします。

 

ベルトは「ブラック」と「ダークブラウン」の2色を揃えておく

ベルトの色にもしっかりと気を配ることが大切です。

 

たまに「ベルトは1本しか持っていない」という方や、何本か持っていても「ブラック」しか持っていないという方もいます。

しかし、ベルトは「ブラック」「ダークブラウン」の2色を揃えておいて、スーツスタイルに合わせて使い分けるべきです。

 

ここでポイントとなるのが、茶色のベルトは「ブラウン」ではなく「ダークブラウン」を選ぶということですね。

明るいブラウンだとスーツスタイルに馴染みにくいため、暗めのダークブラウンを選択することがおすすめです。

 

革靴も「ブラック」と「ダークブラウン」の2色を揃えておく

革靴にも、選び方のポイントがいくつかあります。

 

まず、ベルト同様に、色は「ブラック」「ダークブラウン」の2色を揃えておくべきです。

ブラックは、汎用性の高い「内羽根式のストレートチップ」を選ぶのが良いと思います。

 

茶系の革靴に関しても、ベルトと同じく「ブラウン」ではなく「ダークブラウン」を選択することがポイントです。

こういった明るいブラウンの革靴を履いている方をよく見かけます。

たしかに派手に見えて単体では見栄えが良く、おしゃれに感じてしまうのでしょうが、明るすぎるブラウンは靴だけが浮いて見え、服装に馴染ませることが難しいので避けたほうが無難です。

このくらいのダークブラウンが理想ですね。

これ以上明るいとコーディネートが難しくなると感じます。

 

ストレートチップ以外にも「パンチドキャップトゥ・クォーターブローグ・セミブローグ」のものを選んでみるのも、ベーシックでありながら程よい洒落感で素敵です。

 

ちなみに女性の場合は「グレージュ」のパンプスを揃えておくと重宝します。

ヒールの高さは、美しく見える「7〜8センチ」がベストです。

職種によりあまり高さのあるヒールを選べない方は「5センチ」を選ぶと良いのではないでしょうか。

どんな場面であろうと、スーツスタイルであれば「フラットシューズ」は避けるべきですね。ヒールの高さは最低でも「3センチ」は必要です。

 

職種によってはスエード素材の靴やローファーもおすすめ

職場の環境で使用できるのであれば、スエード素材の靴やローファーもおすすめです。

 

スエード素材でダブルモンクストラップシューズは、一気に「こなれ感」が出て素敵に見えるため、私も所有しており重宝しています。

 

ローファーについても、クールビズなどのビジネスカジュアルと相性が良いですね。

 

ベルトと革靴の色合わせは「Vゾーン」を基準に決める

ベルトや革靴の色合わせはどう考えたら良いのか分からずに、悩む方も多いのではないでしょうか。

それらの色合わせについて「○○の色のスーツには、○○の色を合わせる」などの意見をされている方も中には見かけます。

けれども、それは誤解です。

ビジネスシーンで使われる「ネイビースーツ・グレースーツ」であれば、「ブラック」「ダークブラウン」どちらの色を合わせても問題ありません。

 

では、どこを判断材料に決めるのかというと、スーツスタイルで最も重要な「Vゾーン」を見て判断します。

つまり、「Vゾーン」の中でも特に影響の大きい「ネクタイに合わせる」方法が簡単に洗練された印象を与えやすいです。

 

例えば、「ネクタイがネイビーなどの寒色系であれば、ベルトや革靴はブラック」を選びます。

https://www.instagram.com/p/BvQ0s49hwWK/

 

または逆に、「ネクタイがブラウンなどの暖色系であれば、ベルトや革靴はダークブラウン」を選びます。

https://www.instagram.com/p/BvQqYr5BshD/

 

このように、「ネクタイ・ベルト・革靴」それぞれ全ての色味を合わせてあげたほうが「色のまとまり」が生まれるため素敵に見えやすいです。(より厳密には、「色温度・彩度・濃度」をなるべく理解したほうが良いのですが)

少なくとも、使う色味がバラバラで「チグハグな印象」にならないように気をつけたいですね。

 

細部にまで気を配ったアイテム選びで洗練されたスーツスタイルにしよう!

ベルトや革靴の存在は、ビジネスシーンにおいては特に重要となります。

スーツスタイルはカジュアルに比べて使えるアイテムが決まっており、比較的自由度が低いので、全てのアイテムに気を配らないと、洗練された印象を与えることは難しいです。

そのため、「スーツだけちゃんと選ぶ」などの一部にのみ気をつけるのではなく、スーツスタイルを構成するアイテム全てを丁寧に選び着こなす必要があるのではないでしょうか。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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