こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
徐々に暖かくなってきている時期で、春の花粉が飛ぶシーズンですね。
今年は例年に比べると、かなり花粉が少ない様子ですが、重症花粉症である私にとってはそれでもキツく感じます。(ちなみに私は秋の花粉にも反応する体質なので大変です)
花粉症対策として有効なのが、「花粉を家の中に持ち込まない」ことです。
外出してから帰宅した時、「洋服ブラシ」を用いてブラッシングを行うことで、花粉や埃を払い落とすことが出来ます。
花粉症対策のためだけでなく、「洋服の生地の傷みを防いで長持ちさせる効果」もあるため、ブラッシングで洋服のケアをしっかりと行うことが大切です。
静電気除去洋服ブラシ / KENT(ケント)
私が長年愛用している洋服ブラシは、「KENT(ケント)」の静電気除去洋服ブラシです。
ウールだけではなく、カシミヤ等のデリケートな素材にも使用することができます。
ファッション好きにもケントの愛用者が多く、最も定番的な洋服ブラシの1つなのではないでしょうか。
日本での販売製品はライセンス品なんですが、オリジナルを販売している「G.B.KENT社」はイギリスのメーカーで、その歴史は古く、1955年には英国王室御用達メーカーとなっています。
あたたかみのある木製の持ち手で、とても持ちやすくて品の良い質感です。
ケントの洋服ブラシの特徴は、馬毛とハイテク素材を混合したブラシ部分にあります。
一見すると普通のブラシに見えますけれども、ブラシの中央部分に「静電気除去繊維」が混毛されているんですね。
普通のブラシであればブラッシングする摩擦で静電気を発生させ、余計に埃を寄せ集めてしまうところを、この機能のおかげで静電気を除去することができるのがメリットです。
そのため、普通のブラシよりも楽に、洋服についた花粉や埃を取り除くことができます。
この静電気除去繊維の機能は半永久的に続くので、一度購入したらずっと使うことができるのが嬉しいですね。
ブラッシングの仕方
ブラッシングの仕方についてポイントがあります。
まず、決して「ゴシゴシと擦るようにブラッシングを行わない」ことです。
これではブラッシングにより洋服の生地が傷んでしまいます。
正しい方法としては、「手首のスナップを利かせて、かき出すようにブラッシングする」ことがポイントです。
次に、「ブラッシングする方向・順番」も重要となります。
基本的には「洋服の毛の流れに逆らうようにブラッシングした後に、毛の流れに沿うようにブラッシングして整える」のが有効です。
そして、洋服をハンガーなどで吊るした状態で、「上から下のほうに順番にブラッシングする」と効果的だと思います。
ニットなどの製品は、特に毛玉ができやすいですよね。
正しくブラッシングをすることによって、「毛玉ができにくくする働き」があるため、洋服の寿命を延ばすためにもぜひ忘れずに行なってみてください。
ブラッシングを習慣にして洋服のケアをしよう!
洋服ブラシを使ったケアは、洋服の生地の傷みを防ぐだけでなく、「洋服への愛着度を高める」働きがあるように私には思えてなりません。
自分が持っている洋服の一着一着に対して、愛着を持って着ることができるのは素敵なことですよね。
新しく洋服を買うことには一所懸命になれても、買った後に洋服のケアを実行できる人は少ないです。
ましてや、それを継続できる人はもっと少ないのではないでしょうか。
自分のワードローブにある洋服達に対し、ブラッシングを習慣づけて、より一層洗練された大人を目指しましょう!
ぜひ参考にしてみてくださいね!