こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
ファッションにはアメカジやモード系など色々なスタイルがありますよね。
その中の1つにある定番のスタイルが「フレンチカジュアル」です。
洗練された大人の着こなしとして挙げられることも多く、男女問わず好感が得られやすいように感じます。
しかし、フレンチカジュアルを取り入れてみようとしたとしても、「どういったアイテムがフレンチカジュアルなのか?」を改めて考えてみると、意外と思い浮かばないのではないでしょうか。
例えばアメカジであれば、「フーディー(パーカー)」「ネルシャツ」などが固有のスタイルを象徴するアイテムとして挙げられますよね。
対して、フレンチを象徴するアイテムで筆頭として挙げられるのが「ボーダー柄」「バスクシャツ」などです。
「ボーダーのアイテム」は、一見すると「可愛らしい印象」を与えるものだけに、大人の男性だと取り入れる方は意外と少ないように思います。
けれども、ボーダー柄が「休日らしさ」を感じさせますし、着こなしにおいて「リラックス感」を演出するにはピッタリです。(しかも女性ウケも良いですよね)
今回は、そんな「ボーダーのアイテム」「バスクシャツ」をワードローブに加える際、大人におすすめのアイテムがあるのでご紹介します。
目次
SAINT JAMES(セントジェームス) / OUESSANT(ウエッソン)
私が愛用しているのは「SAINT JAMES(セントジェームス)」の定番カットソー「OUESSANT(ウエッソン)」です。
ファッション好きにもファンが多く、所有されている方が多いアイテムだと感じます。
元々、フランスの漁師が仕事着として着用していた背景があるため、シルエットはゆったりとしていてリラックス感があるのが特徴です。
そうした背景から、着脱しやすいように首周りの開きが広い「ボートネック」となっています。
多くの方が「バスクシャツ」と聞いて思い浮かべるディテールである「ボートネック」であることによって、他のカットソーとは違った見え方をするのが、このアイテムの面白い所ですね。
ちなみに、ネック部分に付いているタグは生産時期・場所によっていくつかの種類があります。
一般的な長袖カットソーと比較して、袖丈も若干短めです。(半袖タイプもあります)
左袖部分に小さいブランドタグが付いています。
全体的にとてもシンプルな作りですね。
生地は肉厚でしっかりとしており、ガンガン洗濯をしても全く問題ありません。
着用と洗濯を繰り返し行う度に、自分の肌に馴染んでいくような感覚は独特のものがありますね。
長年経っても風合いを損なわず着用できることからも、着こなしに活躍し続けていく存在であり、ぜひワードローブに早めに加えておくことをおすすめしたい一品です。
幅広いコーディネートができるセントジェームス
セントジェームスのカットソーはシンプルな作りゆえに、幅広いコーディネートが可能です。
むしろ、「合わないコーディネートを見つけるほうが難しいのでは?」とも感じますね。
一枚でサラッと着用しても、独特のネックとシルエットで雰囲気ある着こなしとなります。
フレンチカジュアルといえばの、いわゆる「マリンルック」。(余談ですが、こちらのコーディネートを掲載した私のインスタグラムが典型的なフレンチカジュアル例としてオンラインメディアでご紹介いただきました)
足元もローファーですし、スカーフを巻いてあげると、より一層フレンチっぽさを演出できますね。
インナーとしてフーディーなどの羽織物と合わせても素敵です。
ボーダーがリラックス感を更に引き立ててくれます。
逆に、シャツなどをインナーとしてレイヤードしてみるのもおすすめです。
普通の襟付きシャツでも良いですし、襟のない「バンドカラーシャツ」を合わせてみても面白い見え方となりますね。
そして、ジャケットと合わせてみてもピッタリとマッチするアイテムです。
ボーダーらしいリラックス感が休日らしさを演出してくれます。
このように、どんなアイテムと組み合わせも相性が良く、「懐の深いアイテム」なのがセントジェームスの魅力ですね。
個人的には、お笑いコンビ「シソンヌ」の「じろう」さんが、いつも色々なコーディネートにセントジェームスを合わせていて素敵だなと感じます。
ご本人的としては「コーディネートを考えるのが面倒」といった理由らしいんですけれども、常におしゃれな着こなしで、お人柄にもマッチしているため魅力的で大好きです。(ファッションだけでなく、コントも滅茶苦茶面白いので大好きです)
ソリッド(無地)タイプも使いやすくておすすめ
セントジェームスのウエッソンはボーダータイプだけではなく、「ソリッド(無地)」タイプもあります。
こちらも様々なコーディネートに合わせることが出来るアイテムです。
とても使い勝手が良いため、色違い・サイズ違いでいくつか所有しています。
カラーバリエーションが豊富で、悩ましいところですけれども、「ホワイト」「ブラック」「グレー」「ベージュ」「ネイビー」あたりが初めて購入する方にとっても取り入れやすいのではないでしょうか。
セントジェームスでフレンチカジュアルを楽しもう!
休日らしい「リラックス感」を持ったセントジェームスのカットソーは、大人の着こなしにピッタリです。
コーディネートの幅も広いですし、長く愛用できるアイテムなので、一度試してもらえるとワードローブには欠かせなくなると思います。
やはり、こうした定番アイテムとして長年世界中で愛されているものには、それを裏付ける理由がありますよね。
ピタピタ過ぎて着用出来ないくらいタイトなものは別として、ジャストサイズでも大きめのサイズでもコーディネートによって使い分けられますから、色違い・サイズ違いで揃えてみて欲しいです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!