こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
梅雨明けして湿度が落ち着いたかと思いきや、早速非常に暑い日が続きますね。
やはり日本の夏はとても厳しいということを実感します。
なんだか気が滅入りそうなくらいの暑さですが、そんな夏にピッタリなアイテムが半袖シャツです。
私も今季、夏に向けて半袖シャツを新調していました。
目次
ERRICO FORMICOLA(エリコ フォルミコラ) / リネンサファリシャツ
私が今季新たに購入したのはイタリアのブランド「ERRICO FORMICOLA(エリコ フォルミコラ)」の「リネンサファリシャツ」です。
エリコフォルミコラは、有名ブランド「KITON(キートン)」「LUIGE BORRELLI(ルイジ ボレッリ)」で経験を積んだエリコフォルミコラが自身の名を冠して2008年にスタートしたイタリア・ナポリのブランドです。
秀逸なシャツブランドとして知られていますが、実際は幅広いアイテムを手掛けていて、私もこれまでシャツ以外のアイテムも購入したことがあり、その魅力を体感しています。
デザイン・シルエット・縫製など、クオリティが非常に高く、個人的には毎年新作コレクションを楽しみにしているブランドの1つです。
大人にとって使いやすい「サファリテイスト」
このシャツ最大の特徴とも言えるのが「サファリのディテール」です。
フロントポケットを4つ配したサファリシャツのため、シャツでありながら適度なカジュアル感があります。
このカジュアル感が休日らしいリラックス感を与えてくれるので、「Tシャツよりは品が良く、普通のシャツほど堅苦しすぎない」といった、まさに「休日着にちょうど良い」と感じさせるバランスが使い勝手の良さです。
だからこそ、こうした「サファリテイスト」って大人のファッションに相性が良いんですよね。
それでいて、着ている人は少ないから差別化もしやすいため、私は昔からサファリシャツを愛用しており、常にワードローブにはスタメンで存在し、年中着用しています。
ちょっとした「手ぶらで外出」にも配慮したポケット
サファリテイスト溢れるフロントポケットはデザインのみのディテールでなく、しっかりと「タック」が入っており、スマートフォンやペンがすっぽりと入るようになっています。
小さめの財布くらいは入るので、手ぶらで外出する際にも便利です。
特に夏は軽装だから物を入れるポケットも少ないですし、かといってボトムスのお尻のポケットに財布を入れるのは嫌だし…。と、バッグを持っていかない時は不便に感じますよね。
そこで、私はかなり前から財布を「厚みの薄い札入れ」と「コンパクトな小銭入れ」の2つに分けて使用しています。
小銭入れのほうは数枚のカードや紙幣も入るもののため、手ぶらで出掛けたい時は小銭入れだけを持って行くことにしているんです。
その小銭入れをシャツのフロントポケットに入れれば、手ぶらでも困らないからとても助かっています。
夏の光に映える美しい生地
最初にこのシャツの実物を見た時から生地感の美しさに惚れました。
光の当たる角度によってリネン生地の見え方が異なるんですよね。
写真ではうまく写らないので分かりにくいんですけれども、実際はもっと「じんわり感」のある美しい生地です。
「生地が映えると思えば、夏のキツい日差しも少しは楽しめるかな?」とか考えています。
落ち着いた雰囲気の「ロングポイントカラー」
襟型は少し襟が長い「ロングポイントカラー」です。
ロングポイントはクラシカルで落ち着いた雰囲気が出やすく、カジュアルシャツではあまり見ない襟型だと思います。(おしゃれな人は「こなれ感」を出すためにあえて取り入れることがありますね)
サファリシャツのテイストにロングポイントを合わせるのが私には意外で、遊び心がある少しマニアックなディテールだと感じますね。
半袖に効果的な「ターンバック」
袖の仕上げは「ターンバック」と呼ばれる「袖口の折返し」がある仕立てです。
半袖シャツにおいて、これが有るのと無いのとでは、見た目の印象が全く異なってくるんですよね。
ちなみに、私はビジネス用半袖シャツであればターンバックしか持っていません。
すっきりとした見た目になる「裾のスリット」
シャツ自体は、タイトなわけでもなくブカブカなわけでもない「適度にゆとりのあるシルエット」なんですが、「裾のスリット」が入ることによって、すっきりとした見た目になっています。
着丈も若干短めなので、タックアウトして軽快に着こなしたいです。
「フィッティングがしっかりとしていながらストレスを感じない着心地」に定評のあるエリコフォルミコラのシャツは、一度着るとその魅力が実感できます。
そのため、これまでこのブランドを着たことがない方もぜひ一度試してみて欲しいですね。
洗練された半袖シャツだからコーディネートしやすい
洗練されたディテールのサファリシャツのため、コーディネートが簡単に組み立てられます。
ホワイトジーンズに合わせると、非常に夏っぽい雰囲気で素敵です。
また、Tシャツなどの上から羽織るスタイルも良いと思います。
こうしたラフな格好の上からサッと羽織るだけで、雰囲気のあるコーディネートが組み立てられますね。
「半袖シャツはダサい」といった声が少なからずある中、もしかしたら半袖シャツに対して戸惑ってしまう方もいるのかもしれませんが、そうした意見は誤解です。
肝心なのは「本当にそうなのか?」「何故ダサいと感じてしまうのか?」と自分で考えることだと私には思えてなりません。
どんな情報も事実をいかに自分の考えや認識の中で精査し本質を見抜けるかが大切です。
したがって、「半袖シャツをダサいと言う人は、着こなしの幅が狭い人」と思って真に受けないようにするくらいで良いのではないでしょうか?
これから暑い日が続きますが、体調不良などを起こさないように涼しい半袖シャツでこの夏を乗り切りたいと思います。
みなさんも体調管理をしっかりとされ、暑さに負けないようにご自愛くださいね。
ぜひ参考にしてみてくださいね!