こんにちは。
ファッションアナリストの七理悠介です。
前回、大人のメンズファッションにおすすめのアウターとして「キルティングジャケット」をご紹介しました。
キルティングウェアにも様々なブランドがあります。
その中から自分に合ったアイテムを探すのは大変ですよね。
今回は、キルティングウェアでおすすめのブランドについてご紹介します。
目次
キルティングジャケット2大ブランド、ラベンハムとトラディショナルウェザーウェア
キルティングウェアにも数多くのブランドがあるのですが、私のおすすめは「LAVENHAM(ラベンハム)」と「Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)」の2大ブランドです。
どちらもイギリスのブランドで、キルティングウェアとしての人気があり、セレクトショップなどでも毎年販売されています。
この2つのブランドのアイテムは、キルティングウェアに馴染みがない方からは似たようなものに見えるかもしれません。
ですが、小さな違いが着た時に与える印象を変えるので、それぞれの特徴についてまとめてみます。
ラベンハム
ラベンハムといえば「ダイヤモンドキルト」と呼ばれる象徴的なキルトが特徴です。
これによりキルトの強度が増すだけではなく、見た目にも大きく影響を与えます。
クラシックな作りのものが多いので、モデルにもよりますが全体的にゆったりとしたシルエットです。
そのためトラディショナルウェザーウェアと比較すると、シルエットはゆとりがあり着丈も長めです。
モデルもたくさんありますがおすすめは以下です。
- DENHAM(デンハム)・・・少し長めの着丈。ウエストに絞りが入っていないボックスシルエットで全体的にゆったり目。スナップボタンのため着脱しやすい。
- RAYDON(レイドン)・・・デンハムと似ているが、比較すると全体的にタイトなシルエット。
- LEXHAM(レクサム)・・・少し短めの着丈。スリムシルエットでボタンホール仕様。
- DENSTON(デンストン)・・・長めのミドル丈。ウエストに絞りが入っていてボタンホール仕様。他のモデルがパッチポケットなのに対しスラントポケットを採用。取り外し可能なフード付き。
トラディショナルウェザーウェア
コートで有名なMACKINTOSH(マッキントッシュ)の旧名がトラディショナルウェザーウェアです。
現在はマッキントッシュ社の別ラインとしてデイリーウェアブランドの位置付けで展開しています。
モダンな作りのものが多いので、ラベンハムと比較するとスリムなシルエットで着丈は若干短めです。
モデルもたくさんありますが、こちらのブランドで個人的におすすめは以下です。
- WAVERLY(ウェーバリー)・・・同ブランドの中で最も定番的なアイテム。スーツのジャケットが隠れるくらいの着丈。全体的にスリムなシルエットでパッチポケット。
他にもKINGSWAY(キングスウェイ)やDERBY HOOD QUILTED(ダービーフードキルテッド)などのモデルがあるのですけれども、やや難易度が高いアイテムなので特段の事情がなければウェーバリーがおすすめです。
両ブランドともキルティングウェアの中では定番です。
各ショップ別注をかけることが多いのですが、インライン(通常モデル)と比較すると別注品は、裏地の違いのみの場合が多いので見た目はほとんど変わらないです。(たまに表生地や中わたの変更・フードなしのモデルにフードが付くことがあります)
両ブランドの比較
上記のおすすめの中で私自身も所有しているモデルがあります。
「ラベンハムのデンストン」と「トラディショナルウェザーウェアのウェーバリー」です。
どちらもオン・オフ使いやすくて、とても重宝しています。
それぞれのモデルを比較。
着丈
デンストンは長めの着丈。ウェーバリーは短めの着丈。
フロントサイドのポケット
デンストンはスラントポケット。ウェーバリーはパッチポケット。
背部のサイドベンツ
両ブランドともサイドベンツ。ただし、ウェーバリーはボタンで留めることができ、デンストンはボタン無し。
フードの有無
デンストンはフード有り(取り外し可)。ウェーバリーはフード無し。
ラベンハムもトラディショナルウェザーウェアも大人向きのキルティングウェアブランド
ラベンハムとトラディショナルウェザーウェアは、キルティングウェアの2大定番ブランドらしく、大人のメンズファッションに使いやすいアイテムが揃っています。
他のアウターでは対応が難しいシーンにも合わせることのできるアイテムが両ブランドにはラインナップされているので、ご紹介したモデルの中から好みのキルティングジャケットを探してみてください。
特に、コートやダウンとは違う特性を探していた方にはピッタリのアイテムだと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね!